オリエンティア Advent Calendar

オリエンテーリングを語ろう。

オリエンテーリングという世界と出会いなぜか僕がここにいる理由

はじめまして!

40歳過ぎてオリエンテーリングという世界を知り、右も左も分からずオリエンやってますが、なぜかオリエンティア Advent Calendar 2021 7日目 を担当することとなりましたマイクと申します。(176-40-701)

高校入学以来30年弱「マイク」と呼ばれておりますが、顔が濃いだけの純日本人なのであしからず。又、文才も語彙力もありません、駄文を綴って貴重なAdvent Calendarの1日を削ることとなりますがご容赦願います。

まず、僕のような素人が、これまでエリートオリエンティアの皆さんが掲載されたような技術的なことや経験談などを書けるはずもなく、何を書こうかと途方に暮れております……が、いろいろ考えても何も出て来ないので、僕がオリエンテーリングにどう出会い、どう感じたかなどダラダラと書いてみました。

 

2021年12月現在、オリエンテーリングが楽しくて仕方ありません。

 

僕がオリエンテーリングを知るまでの経緯ですが、元々トレイルランニングを齧っていて仲間と山を走ったり、レースに出場したりとトレランメインで走ってたのが、2017年に野辺山高原で開催されたOMM JAPANに出場を決めたことがきっかけでした。

ОMMでは走力と地図読みのスキルが必要だと知り、走力はトレランやってるからなんとかなるか、でも地図読みはなぁ…と不安を抱き、地図読みを知人やネットを通して検索すると「オリエンテーリング」なるものに辿り着きました。とりあえず体験してみようと大会などを探し、僕が住む北九州市オリエンテーリング大会開催の情報を掴み即申込み、N(初心者)クラスにエントリーしたことが始まりです。

 

オリエンテーリング初体験

大会当日、緑地公園の会場に着くと運営の方々は高齢(僕の偏見)で参加者には子供達も多くアットホームな雰囲気なので「やはりレクリエーションの類なのか?」と舐めてかかり初出走時の服装は短パンTシャツにワラーチ(サンダル)スタイル、ろくに説明も聞かずスタートするも、Nクラスということで出走者も少なく、コンパスすら使わず走り切り優勝してしまう。

当時、他のクラスなどは見ておらずオリエンテーリングは簡単だと、とんだ勘違いを発症し、その年は読図力もないままOMMJAPAN2017のスコアロングに出場、当然たいしたポイントも採れず、雰囲気だけ味わい消化不良で大会を終えました。

 

オリエンティアとの遭遇

翌年もOMMに出場しようと決めていたので、またオリエンテーリングの大会にでも出て練習するかと、市内のオリエン大会に申し込む。当然オリエンを舐めてたのでクラスはBを通り越し40Aにエントリー、この時の参加者にはズタボロジャージのオッチャンや、何それ?ユニホーム?を着た色白の青年が出場してて、走っても負ける気がしねえわと余裕をかまし、スタート前にデフを貰うも何コレ状態(笑)「オレはNクラスで優勝したことあるし!」と、ペラッペラの自信を胸にいざスタート。

結果、右往左往彷徨い2時間弱でフィニッシュ、計時後に着替えようと歩いてるとジャージのオッチャンや色白青年はスッキリ着替え終えてるしどういう事?タイム掲示見ると40分~1時間前半が並ぶ後方に僕の名前...

これまた表彰式では色白青年やオッチャンが称えられてるし、式後も彼ら地図見て何やら談笑してるし、「何なんだ?オレ結構走ったよ?なぜオッチャンに負けるの?この人達なんなの?」いろんな疑問を抱き帰宅しオリエンテーリングを再検索、「トリム」「サムコンパス」「ゲイター」⁈彼等やん!こんな格好してたし手にコンパスくっついてたわ!という感じで「オリエンティア」なる未知の生命体が生息し「オリエンテーリングという未知の世界」が存在することを知る。

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初見のオリエンティア達(色白青年)

OL王子 (深〇恒さん、僕がフィニッシュする頃にはスッキリ着替えて王子のようだ)

僕の居住地近辺では年に2回くらいしかオリエン大会がなく参加人数も少ない感じなので、行けば必ず居たのよ、例のオッチャンや色白青年。そして、この青年が速いのなんの、いつも異次元のタイムで回ってるので運営の方に「彼、速すぎません?こんなのCPの位置知ってても走れませんよ」「相撲じゃ負けないけど」(僕の口癖)と愚痴をこぼしてると「深〇くんは東〇出身で元日本代表とかで走ってたからねぇ。。。。。」ですって「へぇ~そうなんですね~」平静を装い空返事、心中は、え?日本代表?東〇大学?何故そんな人がここに?言わば日本最西端のオリエン大会に居るの?まったく違う世界線の人やん!王子様やん!

こんな感じでいきなり日本オリエンテーリング界のピラミッドの頂点にいたようなエリートオリエンティアに出会ってしまい、以来、彼のことをOL王子と呼ぶようになりました。

その後も大会で彼を見かけるたびに「今日もOL王子来てるな」「やっぱ速ぇえわ」など、影から彼らの動向をこっそりチェックしTwitterでつぶやいたりしてると、これまた本物のオリエンティア(トー〇スの中の人など)に拾われちゃったりして、ちょっと調子に乗りすぎたかなと、怯えながらもストーカー的にオリエンティアの生態をSNSで調べたりで、コソコソとオリエンテーリングを楽しんでいる状態でした。

 

失 敗

しかし昨年、野沢温泉で開催されたОMM JAPAN 2020 ストレートAに出場しDay1、今考えると何でもないレッグでミスをして大幅にタイムを落とし完走。

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なぜか3番ポスト反対側の南斜面を探しまくる

幾らかオリエンテーリング大会に出走し地図を読めるようになった気でいたのですが、結果このザマ…とても悔しく、何度も地図を見返しては「なぜこれが読めなかったんだ…」と自分の非力さを嘆いていました。「もっとしっかり読めるようになりたい!」

 

目覚め (←大げさ)

そして2021年、「一年の計は元旦にあり」ということで

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と、呟く🐤。言ったからには成し遂げたい訳で...

もともと僕は走力も大したことなくトレランでも下位にいる普通のオッサンで巡行速度もかなり遅く、100kmや100マイルレースはやっと完走したレベル。

伸ばすところは読図しかない!(←走力も伸ばせよ)

今年はバディ(OMMでの)も誘ってオリエンテーリングでもっと鍛えようと、正月3日から大阪遠征、その後も県外でのオリエン大会にもいくつか出場したり、YouTubeでオリエン動画を見て研究したり、ラップセンターで反省してみたり、マイEカード購入して一端のオリエンティア気取ってみたり、僕らなりに精力的に取り組んできました。

またそれが楽しくて、普段、喜怒哀楽を示さないバディでさえもオリエンテーリングにのめり込む始末。顔の濃いオッサン二人(バディも濃い)で大会に参加するとよく受付で「え?お前らがオリエンやるの?」みたいに不思議な顔をされますが、空気読まずにME走っちゃったり、そのうちクラブ名や有力選手の名前なんか覚えたり、大会に行くと「あのgoproサイ〇ーさんじゃね?」「あれス〇さんじゃね?」「○○さんと挨拶交わしたぜ」「今日は○○クラブ1人倒したな」とかもう楽しい楽しい。

こんなオッサンの姿を温かく見守ってくれている(思い込み)オリエンティアの方々、大会で声かけてもらったりTwitterで絡んでくれたり、僕の育った環境ではまず知り合うことはないような世界に住んでる博識な方々ばかり、そしてみんな紳士的だしかっこいいのよ!僕から見れば皆ヒーロー的な存在なわけで、とにかくコイツら凄え!(語彙力 

 

目標達成 (←まぐれ)

そんなオリエンティア達に各大会やSNSで揉まれ、少しは進歩したのかな?(してない)

先月開催されたOMM JAPAN 2021 MOTOSUKO straight ELITE 僕らの力ではワンミスでノックアウトされるだろうと踏んでたところを制限時間ギリギリですが完走!!!

オリエンやってて良かったぁ!

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カッコイイポーズも思いつかないボロボロなオッサン2人

Day2途中、樹海でミスってもうダメかと思い、大会数日前にTwitterでつぶやいた「マイク&トニー樹海に散る」が頭をよぎるが、諦めずに走り切り滑り込みセーフ!

いやぁ、オリエンは裏切らない!オリエンテーリング様様です!

最初はトレイルランナー目線で見てたOMMも、今では確実にオリエンティア目線となり、今年のELITE優勝もオリエンティア柳〇さんペアっていうのがまた嬉しかった。ストB優勝の(そ)ペアも然り。ストA優勝の森〇さんも確か、広島のオリエン大会で蹴散らされた記憶が…(別人だったらスミマセン)

ここまで書いて分かるように、もう完全にオリエンテーリングの虜でオリエンティア気取りな訳ですよ。僕は多趣味(中途半端)で、テンカラ釣りやMTBもやったり、どのアクティビティも飛び込んでみると新鮮で魅力的なんだけど、オリエンテーリングの世界は特別刺激があり依存性が強いように感じました。上手くいかないときも楽しく、仕事中もどこか近郊で大会ないかなと、つい検索してしまうような中毒者に…

 

言いたがり

オリエンテーリングは閉鎖感もなく子供から大人(僕のような輩)まで参加でき、上を見ると、しっかり跳ね返される、とてもチャレンジングで楽しいスポーツだと思うのですが、九州ではあまり盛んではなくオリエン人口も少ない現状が寂しく思われます。

幸い、九州でもオリエンテーリングを盛上げようという先輩がおり、練習会など開催していただいてたのですが、それでは飽き足らず、最近では周りのトレラン仲間や、山で知合った仲間にオリエンの楽しさを懇々と伝え、自身でも初心者向けに練習会まがいなことをやり、オリエン大会出場を斡旋する始末。

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練習会の風景、熱心な参加者(仲間)たち

とにかく伝えたい。言いたい。 「オリエンテーリングは楽しい!

今後は地元、北九州オリエンテーリング協会さんの伝統の火を絶やさないように、なにかしらお手伝い出来ればなどとも考えております。(協会員ではない人見知りですが)

皆さん是非!九州のオリエンテーリング大会にもご参加ください!

 

我に返る

しかし、冷静に考えるとなぜ僕がここに文字を綴っているのか?(←大した内容ではないが)オリエンテーリングにのめり込んだのもこの1,2年だし大会で優秀な成績を挙げたわけでもなく、大会自体開催が少ない九州に住んでるただの中年ですよ?

無知なままオリエンを始め、今年の7月に「テンカラ(釣り)もオリエンも両方できるじゃん!」と申込んだ札幌OLC大会、当然叩きのめされましたが、思い出に残る素晴らしい大会でした。

その時、お声をかけて頂いた田中(基)氏、聞けば僕のライバル(←失言)であるOL王子の仲間で、何を思ったのか11月初旬、こんな中年素人の僕に掲載のオファー、軽いノリで承諾した僕が馬鹿でした、しかものAdvent calendarですよ…裏の裏、そのまた裏くらいでお願いしますよ……(恨)

しかし、嬉しかった。「お前もオリエンティアだ」と認められた様な気がして、とても嬉しかったです。ほんとにありがとうございました!

これからも空気読まずに上級クラスにエントリーし、まんべんなくツボっていく所存でございます。

 

そろそろ

これ以上書いても何も出てこない(頭空っぽ)のでこの辺で、でもまあこれが40過ぎてオリエン始めた中年野良ティア(asamap命名)の今の気持ちです。

 

オリエンティアの皆様へ

こんな私にお声をかけて下さったり、SNSなどで絡んでいただいている方々、皆様のおかげで今年一年オリエンテーリングを楽くやらせて頂けました。まだまだ知識も浅くオリエンの不文律なども理解できていないような、中年野良ティアですが今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。本日はお目汚し失礼いたしました。

 

最後に

僕がここにいる理由?

オリエンティアだからさ!  (←寒っ)

 

 

補 足

自分達(皆中年)で勝手に「CCC」(コンパス直進クラブ)などというクラブを結成し、CCC所属で大会にエントリーしたりワイワイやってますのでどうぞよろしくお願い致します。

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我々はCCC(コンパス直進クラブ)です!