オリエンティア Advent Calendar

オリエンテーリングを語ろう。

HHC2016 ~インカレロングエリート版~

はじめまして。

16日目の担当をします、東京大学3年の田中翔大です。

田中という名からMと呼ばれています。

(OLKでは10年程前から田中をアルファベットで呼んでいて、JWOC2015日本代表の大貴さんはJ、この企画の14日目担当でICL2016WE3位の圭さんはKと呼ばれています。)

今年6月の東大OLK大会では運営責任者を務めたり、O-Ringen2016に参加したりしましたが、競技的な実績は全くない平々凡々なオリエンティアです。

強いて実績をあげるなら、HHC2014優勝、HHC2015優勝くらいですかね。

 

というわけで、僕がOLK内で2年連続優勝した「HHC」について書きたいと思います。

もともとOLKの先輩が始めたものを僕が書くのも恐縮ですが……。

 

 

 Hyper Himajin Contest

 

HHC。はいぱーひまじんこんてすと。

森の中で、どれだけ長時間さまよったか?を競う戦いである。

 

要は誰が一番長時間山に入っていたか(=一番暇人か)を競う大会です。

ルールは簡単。

  • 競うのはLapCenter(http://mulka2.com/lapcenter/ )に掲示されているタイムの合計(「山に入っていたか」と言いつつスプリントも含む)
  • 期間は2016年4月1日~2016年12月13日
  • 失格(DISQ, DNF, P1など)はすべてタイム0としてカウント(ただし「参考記録」は通常通りタイムを加算、競技時間オーバーも同様)
  • LapCenterに上がっていないメニューや練習のタイム等は含まれない(海外レースや東北大、岩大のHPのラップは含まれている)

 

では、早速結果発表……とはいきませんね。

完全に読者を置いていきそうになりました。

HHCの説明をしましょう。

 

HHCとは?

 

HHCとは元々「Hundred Hours Competition」の略です。

えっ、Hyperなんちゃらじゃなかったの?と思うかもしれません。OLKでも元の名を知らない人は一定数いると思います。

1年間に100時間を超すオリエンテーリングを目指し、どれだけの練習を積んだか競おう!というのが元々の由来です。早大OCの100コンが多分似たようなものだと思います。

OLK30期のO木さんが、オリエンテーリングばかりやっている人=Himajin (+集計する人もHimajin)ということで、サブタイトル的に「Hyper Himajin Contest」と名付けたのが受け継がれ、次第にそれが正式名称と思われるようになったらしいです。

今では「Hyper Himajin Contest」の略で親しまれ、オリエンテーリングをした時間を競う大会としてOLK内で重要視されています(要出典)

ルールは上に書いてあるように、LapCenterに載っている記録の合計を競うだけです。LapCenterにない記録(東北大の内部練習会やJWOC、O-Ringenなど)を入れるかどうかは集計者の自由です。

 

今回は僕に身近な人たちということで、先月栃木県で行われたインカレロングで選手権クラスを走った93人を対象に集計しました。ニックネームなどの関係で間違いはあると思います。すみません。

再掲になりますが、ルールをもう一度確認。

  • 競うのはLapCenter(http://mulka2.com/lapcenter/ )に掲示されているタイムの合計(「山に入っていたか」と言いつつスプリントも含む)
  • 期間は2016年4月1日~2016年12月13日
  • 失格(DISQ, DNF, P1など)はすべてタイム0としてカウント(ただし「参考記録」は通常通りタイムを加算、競技時間オーバーも同様)
  • LapCenterに上がっていないメニューや練習のタイム等は含まれない(海外レースや東北大、岩大のHPの成績は含まれている)

 

はい、というわけで結果発表!

 

 第6位は東京大学宮本樹選手!

記録は38時間36分59秒、66レース出走、DISQ率4.55%

 

第5位は東京大学増田七彩選手!

記録は39時間09分59秒、46レース出走、DISQ率4.35%

 

第4位は東京大学中野喬博選手!

記録は41時間01分35秒、56レース出走、DISQ率3.57%

 

 

ここまで東京大学の選手が3人連続で入賞してきました。

他の大学の選手がTOP3に食い込めるのか?それとも、TOP3も東京大学の選手なのか?

 

 

第3位は慶應義塾大学小泉知貴選手!

記録は41時間45分27秒、64レース出走、DISQ率3.13%

 

第2位は東京大学平山遼太選手!

記録は44時間20分02秒、75レース出走、DISQ率2.67%

 

 

そして栄えある第1位はこの人!

 

千葉大学香取菜穂選手!

記録は45時間49分17秒、63レース出走、DISQ率3.17%

 

75レースという圧倒的出走数の平山選手を下して優勝したのは、千葉大学の2年生・香取選手でした。

香取選手といえば、今年のJWOCとAsOCの代表に選ばれ、全日本リレーではWJクラス全体のトップタイムを記録し、インカレでもスプリント・ロングともにWE4位入賞と活躍している選手です。

たくさんオリエンテーリングをしてきたという事実が活躍の理由かもしれないですね。

 

入賞者以外の結果は下の画像の通りです。

f:id:orienadvent:20161215223840j:plain

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気になる人は詳細な集計表を以下のリンクから見てください。

Dropbox - HHC_advent_calendar.xlsx

 

皆さん、HHCの元々の由来覚えてますか?

そう「Hundred Hours Competition」です。

上の結果を見てもらえればわかると思いますが、100時間なんて無理じゃないですか?

僕は無理だと思っています。

OLKでは、2014年度の優勝タイムが42時間02分43秒、2015年度の優勝タイムが56時間33分53秒です。僕が知っている限りの最高記録が、2010年度の73時間22分26秒です。

到底100時間には及びません。

ただ100レース出走なら可能だと思っています。今回2位だった平山選手は年度末までで100レース近くになるはずです。

なので、1年間に100レースを超すオリエンテーリングを目指し、どれだけの練習を積んだか競おう!という方が現実的ですね。

 

 

最後に。

勝手にこんなことしてロングエリートの皆さんすみませんでした。

僕は現在52時間16分56秒です。ロングエリートの誰にも負けなかったのは地味に嬉しいですね。

駄文でしたが読んでくださりありがとうございました。