オリエンティア Advent Calendar

オリエンテーリングを語ろう。

【大改造!!劇的ビフォーアフター】オリエンテーリングが私をここまで変えました☆

12月24日。皆さんメリークリスマスイヴ!わくわく!

そろそろみんな飽きてるんじゃない?

ラストスパートだけどここで一回現ロスしとこっ☆

 

自己紹介…椙山女学園大学12 年入学の守屋舞香です。

個人成績はJWOC2013、WUOC2014に出場、2014ミドル、2015ロング、ミドルで3つの銀メダルを頂きました。歴としたシルバーコレクターです!他にも入賞経験はありますが次いくよ〜ん。

 

特に女の子に読んでほしいかも〜。2本立てです!はい、どーん!。

 

 

第一部:私がオリエンテーリングを頑張ろうと思ったきっかけは「邪念」でした。その知られざる?過去をオープンします!

 

第二部:私がオリエンテーリングにチャレンジして得られたものは「技術・体力・考え方」だったからまとめてみた!

 

 

 

第一部 

 

 

実はですね、オリエンテーリングと出会って人生が変わりました。もちろんいい方向にですよ。

 

  1. 私がオリエンテーリングを頑張ろうと思ったきっかけ

 

今の私になるBeforeを説明させていただきます。前半はつまらない身の上話になってしまいますが、ここだけの話なのでよければお読み下さい。

 

1.1大学入学まで

 

私の出身は小さな町で、静岡、愛知、長野の三県境界である小和田駅という秘境駅まで電車で20分の所に位置しており、親しい人の言葉を借りると「陸の孤島」に実家が位置しています。(10年前は家の前に橋なんてなかった。。。)

 

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等高線だらけ。ゴリラも逃げ出しそうなロケーション。

もちろんコミュニティも小さなもので、幼稚園から高校までクラスがずっと一緒の人も。高校は2クラス計52人、定員割れの公立高校。もう来年には分校になってしまいます。。。

 

 

当時の部活は「楽だから」弓道部。

ここに私の高校時代のプリクラをUPしておきますね。ここだけの話ですよ。

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…あ〜いるよね、こういう子(笑)

目小さいのにアイプチ、つけままでしちゃって目力命!みたいな〜 笑

小さなコミュニティの中で見栄を張って「幸せ」「充実」していることに全力でした。

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空の写真を撮るのがなぜか流行っていたそうです。

よくわからない。

 

受験勉強も適当。第一志望の大学には落ちました。まあこんなんだったんでね。

 

そんな私が都会での生活に憧れ、考えたこと。

「椙山?なんか名古屋ではお嬢様学校としてブランドがあるみたいじゃん?」

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1.2 大学入学後〜オリエンテーリング部との出会い〜

 

ガイダンスにて、

「大学生活遊びたいじゃん?でもせっかくなら公認の部活に入って就活に使いたいじゃん?(下手に賢い)」

 

そして・・・

 

「高学歴イケメンを捕まえて玉の輿に乗りたい」

 

(ここで高学歴とは地方国立以上のレベルのことを指させていただきます。)

(私の定義するイケメンの代表格は岡田准一さんです。)

女子なら一回は考えたことはあるでしょう?え?ないって?私は本気で考えていました、ええ。

そして、「なんとなく山のことをしたかった」ので公認の部活を探す。

そこにオリエンテーリング部の「名古屋大学と共同で活動しているよ」という売り文句。

ワンダーフォーゲル(登山部)も気になったけど死ぬのはちょっとな。。と思って名前とうたい文句だけで8割「オリエン部」に決めて新歓に向かいました。

 

そしてオリエンテーリングを始めた当時の感想がこちら(見づらくてすみません。)

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…あ〜いるよね(?)こういう子(笑)

矢印の使い方ね。考えてない感じが巡行バカっぽいですね。

部活そのものと競技は楽しんでいたみたいです。

しかしまだ頑張る理由に至るには一押し足りない。

 

そこでですね、当時の私はない頭をフル回転させて「どうやったら高学歴イケメンを捕まえることができるか」に集中していましたよね。さらに思考を深めました。バカなりに。

 

1.3まずしたこと「男性を理解する」

 

男の人はタテ社会の中で生きています(と勝手に思っています)。

ですから、女の子と付き合うことで自分のランクが上がれば良い訳です。

 

しかしランク付けで重要とされるカテゴリは人それぞれですから、

男の人にとって重要だと思うものと、自分が与える価値がマッチしていれば良いんです。私のパターンですと、「高学歴イケメンが必要としている価値」を提供していればいいわけです。

単純かつ明快。

 

しかしね、幸か不幸か、私は座って笑顔でいたら男の子が寄ってくる、みたいな美貌を持った子ではありませんでした。

ですから自分で考えて、何かしら価値を提供するためのアクションが必要です。

好んで都合の良い子にならないといけません。

 

1.4どうアクションするか考える

 

そう、そこで出会ったのがオリエンテーリング部という組織でしたね。

イケメンは置いておいて高学歴な男の子が多いスポーツですから「これは良いチャンスだ」と思いました。

 

そして先輩からの推しがあって決断に至る。

 

Uさん「勉強そこそこで、『オ↑リエン』頑張った方が絶対大学生活充実するから!!」

Mさん「女子はまあ〜頑張れば、日本一は難しいかもしれないけど結構いいとこまで行けると思うよ。頑張ればね。」

 

(…そうなんだ??オッケー。(軽い。)U先輩イキイキしてるし、こんな風になりたい!言うこと聞いとくか〜)

ここまで浅い。浅すぎる。

 

ということで立てた目標がこちら。

 

「オ↑リエン速くなって、まずは最初のインカレで表彰台に立つ!」

(競技者としての価値を高めれば、将来の彼氏が私と付き合った時に、私のせいで彼氏のプライドが傷つくなんてことはないでしょう?)

 

そうです。大学1年の私は恋愛対象をオリエンティア男子に絞ってしまったのです。

 

後から考えてみれば、競技者数としてはイケメンは置いておいて高学歴な男の子が女の子の倍程度いるんですから、間違ってはいないかなと思います。

どうせ相対評価の世の中なのでね。

 

しかし一つ見誤ったのは「イケメンは笑顔でいたら女の子が寄ってくるから競技を頑張る女の子にそこまで価値を感じない(のかもしれない)」ということに気づかなかったところですかね。ハハッ。

 

1.5行動する

 

それからというもの(1年の7月以降かな?)、毎週土日は必ず大会か練習会に行って、いい人探しも兼ねて部活のみんなとオリエンテーリングをしていました。

もちろんトレーニングだってしていました。なにせ最重要課題は自分の競技者としての価値を上げることだったのでね(勝つことではない)。

 

 

それで、オリエンテーリングをやっているうちに速くなって、「あれ?なんかいい人探しよりオリエンの方が楽しくない!?!?」となって、2012せこつじロングでWF優勝!

 

そのために、WE相当に難しいコースを自分で組んだりとか、インカレ前の2週間でトレイルを計50kmくらい走るだとかしていました。健気な努力ですね。何に頑張っていたのか。

 

1.6当時の結果

 

考えたようになるものですね。今思ってみれば!

 

すっごくいい人とお付き合いさせて頂いて、いけいけドンドンでオリエンテーリングをエンジョイしていたんですけどね。

でも別れちゃった〜。楽しかった〜。

 

1.7現在

 

結局、玉の輿に乗れていません!

 

しかしだからと言って焦っているわけではないんです。

これが4年間オリエンテーリングを続けて変わったことです。

(第2部ではそんなことを書いています)

 

で、Afterはですね、先ほどの結果と、それに今の写真これ。

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上の写真は、山で遭遇したあるお方に撮って頂きました。自分で言うのもなんですが、もう、超いい写真です。

私の性格の良さが全面に滲み出ていますね。変わりすぎかって。

自分大好きですよ、ええ。バカみたいに一人で突っ走るのが玉に瑕だけど。

 

こういったストーリーは100人いたら100通りあると思っています。これはほんの1例にすぎないと思います。でも、こんな邪念ティアでもオリエンテーリングは速くなるしインカレでもそこそこいい成績残せるんだよ。

 

ってことを伝えたかったんです。あとちゃんと彼氏もできました(重要)。

 

みなさんのきっかけも聞かせてくださいね〜o(^▽^)oo(^▽^)oo(^▽^)o

 

 

第二部

 

じゃあ、オリエンテーリングをすることで何が変わったのさ??

どんないいことがあったのさ??私が5年弱この世界にいて感じたことをまとめてみました。

 

競技そのものから得られること5つ

 

  • 競技の特性が論理的思考力を育む

 

理系的なスポーツだからですね、論理的思考力が養われます。

「ゴールがあって、現在地はどこで、ここからどう行くか、何をチェックポイントにするか、、、」

といった建設的な思考を余儀なく繰り返すことになるので、頭のトレーニングをいつもしているわけですね。

 

私の論理的思考力が高いかと言えばYesとは言えませんが、当社比ではグンとアップ致しました。当社比では。。。

 

  • 上達する過程で客観的な解釈ができるようになる

 

オリエンテーリングはタフな個人競技です。上達するためには「自分と向き合う」ことが必要になります。自分の強み、弱み、ミスの可能性を洗い出して、プレイ中は「常に自分をコントロール」し続けていなければなりません。

自分を客観視することがオリエンテーリングの上達の鉄則だと私は思っています。

 

日常生活から自分を客観視することでオリエンテーリングも、何もかも上手くなりそうな気はしませんか??

 

  • 1秒でも早くゴールしたいから「今を生きる」力がつく

 

もうダメかもと一瞬思ったロングで、「いやまだいける」と思って走り切ってみたらなんか入賞しちゃった時もありました。

先のことを考えても結果は後からになってみないと分からないものです。

 

今を全力で生き抜いた人にしか明日はこないんです。そんなことをオリエンテーリングが教えてくれました。

 

  • ナヴィゲーション能力・タフな体力

 

 この辺は多方面で盛んに読み物となっているので割愛させていただきます。

 

競技以外のものから得られること2つ

 

  • 出会う人が魅力的で感化される

 

 オリエンテーリングを通して出会う人たちは賢くて、イキイキしていて、自然体です。周りの人たちから得るものは多くあります。

 

私は皆さんのいいとこ取りをして真似っこをしてきたに過ぎませんが、これなら真似できるなと思ったことを色々とやってきました。

 

いろんな人から盗んでいるから、私はオリジナルでいられます。オリエンテーリングの世界は盗める人が多い。

あ、幼稚園の頃のあだ名は まねっこちびちゃん でした。

 

  • 自分が好きになる

 

オリエンテーリングは個人競技ですから、自分を信じてプレイしなければいけません。自信を持ってプレイするためには持論や経験やトレーニングに裏付けされた強みや成功体験が必要です。となると自分を好きにならざるを得ないんです。

ありのままの姿を受け入れるのよ!

 

 

 

…まあこんなもんですかね。他にもあると思いますが、オリエンテーリングの与えてくれたものがあまりにも多すぎて全くまとまらず、結局私にしか言えなそうなことという価値基準でこんな話題になってしまいました。

気を悪くしてしまったらごめんなさい。

 

最後に、ぜひ皆さん今を楽しんでください。

一人でも多くの人がオリエンテーリングの持つ幸せのパワーを掴み取ることができますように。

 

今年度インカレスプリントへの準備

自己紹介

  どうも、神戸大学4年生の築地孝和です!自己紹介として、あまり目立った成績はありませんが、先日のcrazy festivalでは極で優勝、昨年度のインカレスプリントでは5位、先月のインカレスプリントでは4位に入賞しました。と、言えば分かってくださる方は多いのかと思います。

 

 あと、競技面以外の活動としては、一時期部員が0になった神大OLKを東海出身の同期と復活させたこと、現日本学連事業部長(インカレミドル開会式や後夜祭・講習会の運営してる人)であることくらいですかね。

 

 事業部長の仕事に興味がある大学2年生は、ぜひ僕に連絡ください!

 

 

 自己紹介が長くなりましたが、今日はお題の通り

  • 今年度インカレスプリントへの準備(1選手目線)

について書こうと思います。ちょっと大学生向けな部分が多く、それ以外の方には少し退屈かもしれませんが。

 

 

今年度インカレスプリントへの準備

 僕自身、フォレストよりもスプリントのほうが得意で、今年のインカレスプリントでは優勝を目指して頑張ろうと思い、あれやこれやと対策をしていました。主に2のほうにかなりの時間を割きました。

 

1、スプリントの練習機会を増やす。

 

 スプリントの練習会(それに準ずる自主トレも含める)って山に比べて運営が楽です。だから、時間があればどんどん練習会を開きましょう!

 

 一番いいのは、やはりキャンパスOですね。神戸大学のキャンパスはそこそこ難しいコースを組むことができるので、朝練を開いたり、あとは、一緒に活動させていただいている大阪大学の吹田キャンパスにお邪魔したりしました。

 

 関西ではパークOツアーというのがあります。パークOとはいえ、地図自体はJSSOM準拠で、距離感やレースの緊迫感に慣れるのにはちょうどいい機会です。

 

 これはとにかく慣れようっていう、やつですね。個人的にはフォレストよりもスプリントのほうが基本動作の確認がしやすくて、まだオリエンテーリングに慣れていない人には良いのかなと考えております。

 

 そういえば、Facebookでちらっと拝見した中国の特殊な競技形式「100m」を先日見よう見真似でしました。

縮尺は1:1000(1:4000のものを拡大して使用)

実走距離約1km

ウイニング3~4分

 

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(これが正しい形式かは判断できませんが、)大縮尺な分、素早い判断力が必要で、動作の確認をするにもよく、かつ、狭い範囲でできるので、おすすめです。クイックO・スプリントエクササイズみたいな感じで、大会後のおまけレースとかであっても面白いかも?

 

 練習を増やせばうまくなりそうですよね。(雑)

 

 

2、予想コース

 こちらがメインです。どんなコースかを予想することが楽しくて楽しくて、色々と考えたことをつらつら書きます。とても長くなるのと、メリハリがなくて読みにくいかもしれませんが、来年の参考になることがあればいいかなと。

2.1 地図調達

 まず予想コース?を組む前に、その下絵となる地図がないとどうしようもないですよね。今年のインカレでは、親切なことに旧図があげられていたので、それを使おう!と思ってみたら、なんだかスプリントっぽいコースが組めなさそうだなと思い、頑張って作ってみるかぁと思って作りました(協力者:某同期と某後輩)。

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↑僕が作ったもの

 

 

旧図や実際の地図と比較してみてください。

旧図は開催地 | インカレスプリント・ロング2016 

実際の地図は報告書で掲載されると思うので、そちらで。

 

 版権云々のことがわからないので、解像度下げたり、自分を宣伝する字を並べたりしましたが、もしダメなら消します。

 

2.2 地図作成

 どのように作ったかというとかなり原始的。ocdデータは持っていないので、以下の3点を使って作りました。

 

・旧図(開催地 | インカレスプリント・ロング2016

・航空写真(Google マップ

ストリートビューGoogle マップ

・ネットに落ちてる画像・動画

 

旧図と航空写真は主に下絵として。ストリートビューとネットに落ちてる画像・動画については、下絵がきちんとあっているのかというところと、植生(特に生垣・花壇・植込み[色green100%,black50% ])、その他通行禁止なところの確認に利用しました。この通行禁止というのが予想コースを立てるのに非常に大事だと僕は考えております。

 

 ネットに落ちてる画像・動画ですが、探せば結構出てきます。特にびっくりしたのが、公園を散歩している動画ですね。しかも、かなりきれいな映像で。さらに、驚いたのがほんの数日前あたりからインカレスプリント前日に新しい散歩動画が出ていたこと。

 

オリエンテーリング関係者の可能性??(投稿者の動画を見ているとあちこちの公園で撮っているので違うでしょうが)

 

 これについては本当に映像が綺麗で、もっと早くに出ていれば、さらに正確な地図が描けたのかなぁって。ちなみに、再生回数を見ると結構面白くて、天平の丘公園だけが3桁超えていたので、他の参加者も視聴しているのだと推測できます。

 実際、インカレスプリント当日に某大のエリートも動画を見たような発言をしていたので、他の大学も情報収集はきちんとしているんだなと感心していました。

 

 あと、インカレの要項3(プログラム)に載っている画像も下絵にしました。というか、それを見て旧図を当てにしてはいけないと感じました。

 

 等高線はこのテレインにおいては必要はないかなぁ(他のもので十分補える)と思い、航空レーザー測量とかその辺のものは使いませんでした。…でも、道とか河川とかの情報くらい取り込んでもよかったかもと少し後悔しましたが。

 

 他に地図をベクタデータに変換して、それをOCADに取り込める形に変換して描くのを試みました。しかし、どうも線が歪んだり、細かい表現が潰れたりでとても役に立つものはできなかったので、上述のような原始的な方法で描きました。

 

2.3 コースの回し予想

スタート、ゴールはいつも予想すると思いますが、今回はテクニカルミーティングの資料より横断箇所が指定されているという点も含めて、回しを予想してみました。

エリート待機所予想

 今回は周辺に収容できそうな施設があまりなく、以下のものに絞れました。基準は

1、ウォームアップできる場所があること。

2、雨風をしのげる建物があること。

3、トイレがあること。

です。

 

・秋山亭(右下の耕作地と駐車場から少し北西の位置にある、小さい建物(右))

メリット:テレイン内にあって、会場からも十分近い。トイレもすぐ隣の建物にあり。駐車場があり、そこをウォームアップエリアとして使えそう。

デメリット:テレインの東部分がスタート地区から見えてしまい、使える範囲が狭くなる。施設の大きさが十分広くない。

 

・栃木県埋蔵文化財センター(会場から道路を挟んですぐ南の大きな建物)

メリット:会場から最寄り。植込みに囲まれているため、テレインのほとんどの部分が見える。広い部屋が借りれそう。この施設は土曜日休館日だから、一般客に迷惑かけることなく借りれそう。

デメリット:近いので、会場でのアナウンスなどが聞こえて、情報が漏えいする可能性あり。休館日だから、そもそも借りれなさそう。

 

以上2つが有力でした。インカレスプリントのテクニカルミーティング(要項・プログラム | インカレスプリント・ロング2016)の資料(6、その他注意点)がとても参考になりました。住宅街ってどこだよってなりましたが、上の2つのうち、住宅街を通すことができるのは秋山亭しかないです(ただ、少し遠回りになるのがどうなのかなという疑問はありましたが)。これで、栃木県埋蔵文化センターの可能性はなくなり、たぶん秋山亭かなぁとなったのでよかったです。

 それでも、デメリットであるテレインの東部分が使えなくなるというのが少し引っかかってました。後々記載のコースの回し予想と関係があるので、そちらで詳しく書きます。

 

 他にも夜明け前(民俗資料館)や近くの空手武道館などが候補として挙がっていました。ただ、夜明け前(民俗資料館)にはそもそも空室はあるのか、また、スプリントとして楽しそうなエリアが十分に使えないとかデメリットが大きかったので、候補からは消していました。

 

あと、スタート方式についても考えていました。プレスタート方式っていうのかな?ブルーシートで1分前枠を綺麗に覆っていたのは、「そこまでするんだ!」という驚きがありました。実際に写真があればいいですが、報告書待ち?

 

横断箇所予想

 スタート地区はほぼほぼ秋山亭だろうと考え、次にテクニカルミーティングの4、道路の横断について、考えていきました。

・2本の車道を横断するということ

・待機所が秋山亭

・会場(ゴール)が北東の場所に位置すること

この3点から、まず間違いなく東西を横切る道路とそこから北に延びている道路の2つだろうなと予想できました。というか、そこしかない。

 

次に、

「片方の車道の横断地点は、 【708 通過地点】で
表されており、約40mの横断区間を設けています。
もう一方の車道には、渡河点の表記はありません。」

について。どちらに渡河点の表記があるかないかは容易に判断できました。明らかに道路の大きさが違うし、渡河点の表記があるのは、東西を横切るほうだと。

 どこに渡河点があるのかを判断するために、僕は以下のような40m渡河点棒を作成しました。

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↑40m渡河点棒

これを道路に並べて、この辺かなぁと確かめていきました。それと渡らせるのであれば歩道がついているところだろうと予想し、該当箇所があるかどうかをストリートビューで確認していたら、

・夜明け前の駐車場周辺

・会場付近

の2点に絞れました。

ここからさらに、

・コース距離が男子は2.7kmあること

という点で、会場に回すと距離が稼ぐことができないので、夜明け前の駐車場周辺で渡らせて、北西のほうを回すんだろうなと予想しました。ちなみに、この予想はほぼほぼ当たっていたので、レース中歓喜だったんですが、誘導前のコントロールをタッチするのを忘れていて、ミスタイム12秒も計上しています。。。予想の意味。。。

 

ゴール予想

ゴールについてはプログラムに載ってあったので、助かりました。会場を観客を盛り上げるために、可能な限り、会場ゴールではあるかと思いますが。

  

通行禁止箇所の把握

ここについては2.4で話す予想レッグと関係が少しあります。
昨年度の第一回インカレスプリントのコースプランナーY城さんと優勝者のG味さんがそれぞれイベントアドバイザーとコースプランナーということで、まず間違いなく昨年度のようなルートチョイスが大事になるコースに仕上がるだろうという予想を立てました。
ルートチョイスを生むためには、コントロール間に遮蔽物、すなわち、通行禁止(通行不能)なものがなければなりません。そのために、把握しようねということです。

天平の丘公園で使えそうな通行禁止の特徴物(範囲)は
・生垣や花壇などの濃緑で表されるもの
・岩崖
・公園中心の古墳周りのお堀(テクミ資料が出たときはビンゴ!ってなりました)

・柵
・水系、池
・植物園の範囲(オリーブ色)

今回、建物自体があまりなかったので、そんなに重要だと考えませんでしたが、来年度の市街地(予定)インカレスプリントでは、建物がとても重要になってくるので、予想が大変そう。あと、去年のインカレスプリントみたいなテレインだと等高線は必要だと思います。

で、これから以下の範囲を使うのかなって予想しました。

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 ↑紫斜線が使用しそうな範囲

実際は北西が使われず、北東のほうが使われていました。

 

 ちなみに、地図作製のときもこれは意識していて、「まばらに木の生えた開けた土地(402.0)」とオープン+独立樹のような、ルートチョイスにそれほど影響を与えないものについては、それっぽく描きました。逆に、生垣は細かくありすぎて、途中できちんと描くのを諦めましたが。。。。

 

 以上を踏まえ、プログラム掲載の距離に合わせて組んだ予想コースが以下のものです。

 

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確認したかったのは、

・2.7kmでどれだけ回すことができるのか

という一点でした。

 

これ自体、自分はそんなに大事なものではないと考えています。というのも、同じコースなんて絶対にできないじゃないかっていうのが理由です。回し方、どの地点でどういうところを回されるか、だいたいわかればいいと僕は思います。

 

2.4 予想レッグ

 今回、というか今年に入ってですが、以下の方法でルート検討することがあります。これで結構同じようなレッグがあり、レース中のルート決めが素早くできた(と思っている)ので、したことなかった人は試してみてはと思います。特に、ルートチョイスが分かれそうなところ(右か左かという選択)でこれをすると、効果を発揮するのではないかと。

 以下が実際考えていた一つの予想レッグです。

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 西のコントロールから東のコントロールへのレッグですが、東には3つの赤色の円があります。

 こういう間に岩崖やお堀などの通行禁止の部分があるレッグはスプリントのコースを組む上では必ず重要になってきます。

 

 で、実際にこれを使って何を考えるのかというと…

 赤の円が上下にどこまでいけば、下から巻くか上から巻くかというのを考えます。ここで知りたいのは、上からも下からも同じ距離となるのはどのあたりかということです。その位置がわかれば、それよりも下の位置にあれば、下から回ればいいし、上の位置にあれば、上から回る、というように特に何も考えずに判断することできます。

 

 でも、実際は距離以外にも走りやすさ、曲がりが急でスピードが落ちないか、などなど、様々な要因を考えなければならないので、こんな簡単には決まりません。だから、あくまでも一つのルート選択法ということで。

 

 ちなみに、上の地図では、一番下の赤の円が大体上からと下からの距離が同じになります。上下でなくても左右でも場所によってはルートが大きく変わることもあるので、いろんなレッグを作って、試してみてはいかがでしょうか。

 

2.5 当日

 あとは、もうレースでどれくらいあっているかの答え合わせです。といっても、会場周辺の景色は待機所移動までに見ることができるので、どんな感じなのか、実際の目で確かめることができるので、それだけでも面白かったです。

 実際、会場の北の建物が工事していたこと。そのさらに北の林の走行可能度が高かったことがわかり、北東まで回すのかなぁと予想を補正(というか、あれだけ準備している様子が見れたら、予想でもないか)することもできました。

 

 実際にレースを走ってみて、楽しさにおいては予想を遥かに上回るもので、レース後はエリートで走れて幸せな気分に入り浸っていました。。。

 

 

最後に

 あまり時間が割けず、まとまりがない文章で、読みにくくなりました、すみません。僕は以上の対策をして、インカレスプリントに臨みましたが、4位入賞留まりでした。結果自体は悔しかったです。でも、課題であったルートチョイスについてはかなりクリアできたと思っていて、そういう意味では嬉しい気持ちでいっぱいでした。課題をクリアできたときの嬉しさはオリエンテーリングの面白いところの一つだと思っています。もし、同じような課題を持っている人がいれば、以上のことを試してみたらいいかと思います!ただ、むちゃくちゃ時間がかかりました笑。たぶん、作図やらなんやら全て含めて、50時間くらいかけてるんじゃないかな。走るのが嫌いな人はM西さんのと僕の記事を読んで対策すれば、インカレのエリートの舞台でも十分戦えるのではないかなと思うので、来年度どなたか試してみてください笑

 

 長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。 

僕の地図調査史を振り返りながらGPSの話でもしようか

どうも。東北大09入学の中村憲です。田村の同期と言ったほうが分かりやすいでしょうか?

今日の記事では、僕が経験してきた地図調査の経験を通してGPSなどの利用法を紹介していきたいと思います。

東北大大会はちょうど僕のいた時期が調査技術の過渡期でした。歩測中心の調査からGPS,航空レーザー測量原図の調査に変わっていきました。そんな訳で、自分の調査の思い出話を通じて、GPSの種類や、使い方などを紹介していこうかなと思います。

2009年-入学

東北大に入学して、オリエンテーリング部に入部。

この年の東北大大会はハミングの森(地図名は音和山でしたが試走中ハミングと読んでいたので、ハミングの森の方が個人的にしっくり)この大会では地図づくりには関わっていませんが、先輩たちを見てとにかく地図調査って大変なんだなと思いました。

この時点では、東北大はGPSを導入していません。地図調査は歩測で道などの骨格を取るっていう部分が肝心で、ここで歪みが発生すると大変だったようです。同期全員で調査する上に歩測で骨格を取るということで、境界合わせも大変そうでした。原図の情報量にもよりますが、歩測とコンパスの正確さが、地図の進捗に決定的な影響を与えていた時代です。

参考:みんなでハミングすればヤブくない!?-第32回東北大学大会 - Orienteering News in Japan

 

2010年-初めての地図調査

この年の東北大大会は荒浜でした。冬くらいから、1年生も練習を兼ねて調査に駆り出されます。東北の冬なので、寒くてつらい時期ですが、植生がいいこの時期に地形をしっかり調査できていると夏休みが楽になります。調査で凍えた後のコンビニの肉まんが美味しいんだよなぁ。

 ちなみに東北大の地図調査は基本的に自転車か原付きで通いです。私は原付きを持っていなかったので、自転車でした。どのテレインも大体10km以上あるので、往復は結構しんどいです(自転車圏内にテレインが複数あるというのは恵まれた環境ではありますが)。この年は試験的にGPSを使ったようです。が、どんな機種を使ったか、僕は把握していないのですが、あまり役に立たなかったとのこと。

ちなみに、ご存じの方も多いかと思いますが、このテレインは津波で消失しました。あの震災があと1年早ければ地図調査中の部員が巻き込まれていてもおかしくなたったと思います。この辺の被災地域の一部は防災公園になるそうなので、もしかしたらいつかまたここで東北大大会が開ける日が来るのかなぁ…

参考:海岸テレインを爽快に駆け抜けろ!-第33回東北大学大会 - Orienteering News in Japan

 

翌年の大会に向けて

さて、4月の新歓が終わると翌年の大会に向けて動き出します。僕らが運営の中心となる年です。この時点でマッパーとかやる気はさらさら無かったのですが、成り行きでマッパーになりました。誰かが推薦したか、学科の3年時のカリキュラムが暇そうだからとかそんな感じだったと記憶。結構適当なもんです。テレインは岩切に決定。

この年の秋に地図調査の練習として、同期で地図調査を行いました。テレインは青葉の森。東北大の裏山です。この地図調査は既存の地図のリメイクでしたが、当時の青葉の森は結構歪んでいることが知られていました。さらに、前年経験したテレインが荒浜だったため、僕らは山テレインの調査は初めて。何がなんやらって感じで迷走しました。結局散々な地図ができちゃいましたね。いや、それでも初めての地図ってのは感慨深かったですけどね。

画像の右側が私の担当範囲です。境界が全然合わないので、おりゃーでつなげた記憶。懐かしいなぁー。ちなみに、この地図を使って田村杯ってのをしたので、”TC”のロゴが入ってます。PCの奥から地図データを探してきましたが、環境の問題でフォントが一部おかしくなってますね。

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GPSへの興味

さて、いつ頃からだったからか忘れたのですが、多分この頃からGPSというものに興味を持ち始めました。上の代や自分たちの調査練習通して、GPSというものにあったら楽に高精度な地図できんじゃね?って感じで(実際はそんなに甘くはないのですがね…)。林業GPSの本とか、ネットの情報とかいろいろ探してましたね。

東北大大会の余剰金の積み立てがだいぶ出てきたので、GPS買っちゃおうか、なんて話も出てきた頃にO-NEWSの記事で、京都OLCからお手頃価格でレンタルできる、という記事がいいタイミングで出ました。

おりらぼ-第17回:GPSを利用しよう! - Orienteering News in Japan

ってなわけで、とりあえずこれをレンタルして、良かったら似たようなものを買おうって話に。

余談ですがこの時の京都OLC担当者が現NishiProの西村さん。GPS目当てで京都OLCに入ったという噂。

2011年

宅急便でGPS本体が届いたときは、銃でも入ってんのかというようなアタッシュケースに入って届いて少しびっくり。

結構でかくて本体はリュックに入れて、そこからUFOみたいなアンテナが出てるタイプです。もって歩くと不審者です。100万円だか200万円だかのまさにプロ用のGPSちなみにこのGPSは、海上保安庁が船舶向けに出している中波ビーコンで送られてくる補正情報を受信するGPS受信機です。今ではこのタイプは少ないのではないかと思います。このGPS精度は高かったのですが、問題は感度。オープンでは安定して位置を取得できても、森のなかに入った瞬間不安定になります。受信できていれば精度はいいのですが、感度が低く、特に沢底ではいつまで経っても受信できないこともしばしばです。

それはともかく、そんな訳で、GPSを使い始めた訳ですが、なにせ東北大はGPSを使った調査の経験無し。っていうか自分の地図調査の経験自体貧弱。どういう風に運用していいのか分からず迷走しました。

GPSがレンタルで借りれる期間が限られることもあり、初めに一気に特徴物をGPSで取ろうという作戦でした。なのでGPSで点や線を取る→現地調査を行う、という順序を考えていましたが、これが結構時間がかかってなかなか現地調査に入れない。そもそもこのテレイン(岩切)は東北大所有の地図の中でもトップクラスの面積を持つテレインなのです。

GPSで何を取るべきか、というのがはっきりしてなかったのも問題だったと思います。(このときは尾根線や沢線もGPSで取ろうとしていたのですが、今思えば原図に乗ってるような尾根沢線まで取る必要は無かったのではとおもいます)。

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f:id:orienadvent:20161218172323g:plain↑2011年冬のGPS調査の記録。原図と比べて、GPSの精度は高そうです。かなりの密度で点を取っていましたが、道、主尾根沢など、多くが原図から十分読み取れる特徴物でした。むしろ原図の精度が高く、情報量がリッチなんですよね、このテレイン。

 

そんな感じで迷走しているうちに東日本大震災が発生しました。テレイン内でも主要道が崩落するなのどの被害。テレインは変更せざるを得ませんでした。
でも、もしこの震災が無かったら…?
正直、ちょっと恐ろしいです…
あのまま行ってたら地図調査の進捗は結構やばかったと思います。
僕はきっと地図調査の進捗を遅らせた戦犯のマッドサイエンティスト扱いされていたでしょう。
(でも、まぁ新しいことに挑戦するときにリスクと失敗はつきものですよね、うん。しゃーないしゃーない。)
同期の皆さん、迷惑ばっかりかけてほんどごめんなさいでした。

ちなみにこの年のテレインはみちのく湖畔公園で公認S。
地図はリメイクでした。GPSは使ってません。公園なら調査楽だろと思ったけど、そうでもなかったです。
大会一週間前にラスポ周辺にフェニックスが出現するしね。

 虹かかる秋空の下、湖畔公園は大盛況-第34回東北大学大会(2011) - Orienteering News in Japan

東北大もGPS購入

時系列は少し戻りまして確か夏前くらい。

結局部費で買ったのか大会会計で買ったのか忘れたのですが、なんやかんやで東北大もGPSを買いました。機種はMobileMapper6。今はもう売ってません。値段はあまりネット上で情報がないのでここでシェアしておきますが、確か30万円弱でした(後継機種も似たような価格帯だと思います)。

このGPSの特徴は、

・コンパクト
・高感度
・リアルタイムの精度はそんなでもない(一般向けのものよりは少しマシ程度?)
・線や点に属性を付けて記録できる(道、水系、穴など)←プロ向けのGPS全般の特徴ですが
・後処理によって精度が大幅に向上

というところです。この後処理について説明します。
後処理は国土地理院が公開している電子基準点の計測データを用いることで、
PC上で計測点の誤差を補正する技術です。受信状態にもよりますが、結構精度が上がります。ただし、リアルタイムでは使えませんので、同じ場所に2度調査に行かなきゃいけなくなります。しかも、後処理でどんだけ精度が良くなるかは実際にやってみないと分からないという…

このGPSを使って最初に作った地図が、七北田公園。
同期の有志数名で作りました。この地図は個人的にお気に入りです。
”なかけんメソッド”(この年発明)を初めて実用した地図でもあります。
まぁ原図にかなりの情報が乗ってる公園テレインだったので、あんまりGPS使う意味なかったかもしれないけど。
ここ、東北大大会では未使用です。仙台OLC大会を一度やったことが有ったくらいかな?
地下鉄駅も近い、いいテレインなので、前日大会とかで使われないかなぁ…(渉外的にどうなんだろう)

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七北田公園のGPSサンプル。GPSで特徴物を取るときに属性を付けられるので、OCADに取り込んだ際に、それぞれを適当な記号に対応付けることができます。


あと、この年は基盤地図情報から地図が作れるようになりました。以前から(いつからかは忘れた)航空レーザー測量と言うものがあることは知っていて、その一部が基盤地図情報とて公開されている事も知っていたのですが、そこから地図を作る、というのは時々思い出して挑戦しては失敗で飽きて諦める、ということの繰り返しでした。初めてコンタが生成できたときは感動でしたねー。


インカレロングが新テレイン(長野のアルプス公園のとこ)で、地図読み対策などがしずらかったので重宝しましたね。
航空レーザー測量のデータじゃなかったけど、ロングの対策としては十分。


2012年

この年はさくらんぼ大会(鴫の谷地沼)と東北大前日大会(台原森林公園)の地図を作りました。両方共、航空レーザー測量+MobileMapper6で調査しました。GPSは本大会の方から間借りですけど。特に台原森林公園の方は都市計画図のコンタがかなりいい加減だったので、航空レーザー測量のデータが有難かった…

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↑都市計画図と航空レーザー測量のデータの比較。都市計画図のコンタはかなりいい加減。当時台原は結構ゆがんでると言われていましたが、原図の影響が大きいのではと思います。結局、この当時の精度の良し悪しは原図の良し悪しに帰結するのかもしれない。

この年、大奮発してOCAD11とGARMINのeTrex20を買いました。学生には高い買い物です。(それでもこの時期は円高最盛期だったので割安でしたが)

GARMINGPSはOCADのデータ(を画像化したもの)を下絵に出来ます。OCAD10以降はOCADから直接出力できるようになりました。OCAD9以前でも原理的には出来るはずですが、面倒くさいです。やったことはありません。カシミール3Dで変換できるっぽいです。

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GARMINGPSの画面


あ、ちなみにGARMINGPSは英語版がおすすめです。日本語版高いです。「みちびき」に対応というセールスポイントはありますが、たぶん精度的にはあまり変わらないのではないかと思います。(少なくとも精度が良くはならない。精度が悪くなる確率が少し減る程度?)
GARMINでも、線や点を記録することはできますが、面倒くさいので基本記録しません(線や点に属性をつけることが出来ないので)。GARMINの背景に調査板と同じ画像をセットしておいて、調査板と見比べながら現在位置の参考にします。
まぁ当然精度はそんなに良くありませんが、無いよりは全然マシです。
正確に点や線を取るというよりも、適当に歩いていても、自分が居るおおよその位置が分かるってのが便利。コストパフォマンスはかなりいいと思います。

原図が航空レーザー測量だと、GARMINでも十分に自分の位置を確定させることが出来ます。例えば、いま尾根線上に居るときに尾根線上の大体どの辺にいるかをGPSで見る、というのがよく使うやり方。

 あ、ちなみにこういうふうに、原図をGPSの背景にして、って言うやり方はGARMINだけじゃなくて、MobileMapperなどでも出来ます。そっちはGeoTiffを使うのでOCAD Viewerで出力できたり。

 

内容盛りだくさんの争奪戦初日-第13回さくらんぼ大会1日目(2012) - Orienteering News in Japan

さくらんぼ大会は時期的に、大会直前に植生が急激に悪化するので大変でしたね。短時間でぱぱっと調査しようというスタンスを知れたのはさくらんぼ大会。

トレイルとミドルで公園の表裏を楽しむ-東北大大会前日イベント(2012) - Orienteering News in Japan

台原は結構NoMappedエリアが出来てしまったんですよねー心残り。台原はこれまで1:5000、等高線間隔5mだったのを等高線間隔2.5mに変えました。このテレインは公園テレインみたいな顔した山テレインで、想像以上に谷が深い、っていうのを反映させたくて。大会は気楽に開くつもりが、公認トレイルと共催になり、院試期間とも被ってて大変でしたね。あ、そういえば某実行委員長は院試落ちてましたね。

2013,2014年

院生になってからはさくらんぼの調査だけですね。

MEは藤沼が連覇、WEは関谷が初参加で制す!-第14回さくらんぼ争奪オリエンテ ーリング2日間大会(ナイト、ロング) - Orienteering News in Japan

2013年さくらんぼは「横倉の壁」。標高が高いので、調査中寒かった記憶。2012,2013のさくらんぼ調査は蔵王温泉だったので、温泉三昧でいい思いしました。

2014年は西蔵王の修正&拡大。就活も終わってない中の調査で大変でしたねー。うんうん。(この年の4月でO-NEWSが終了しているので記事がない…)

 

2015年

社会人になって和歌山に来ました。(このとき、引っ越しのどさくさでサムコン、プレコン、eカード、eTrex20などを紛失…損害額いくらだろう…)

この年は何も調査していないのですが、新しいことを試してみました。

OCADに直接GPSを繋いで、タブレットで地図調査をすることです。結論としては、あまり使えないなぁ、という感じなのですが、工夫次第では実用的になるかもしれないので、シェアしておきます。

OCADはGPSのデータをリアルタイムで取り込むことができます。といってもどんなGPSでも、というわけではありません。NMEA0183というフォーマットで、シリアル通信でデータを送ってくれるGPS受信機が必要です。手元にあるGARMINGPSはそれはできないっぽいです。もしかしたらできる機種もあるかもしれないけど。

 とりあえず実験のために↓を買いました。USBで接続できるタイプのGPSです。

https://www.amazon.co.jp/GlobalSat-BU-353-S4-WaterProof-Receiver-SiRF/dp/B00I1F7DOM

PCはSurfacePro3。12インチは調査向きじゃないですね。

最初に試したときのレポートをFaceBookに書いています↓

タブレット×GPS×OCAD

2016年になって和歌山で調査する機会があったので一回試してみました。

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タブレットPCを裸で持ち歩くのはどうなんだろ…と思いつつ。左はGARMINのGPSMAP64。こっちの方が精度は良かった記憶。

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↑道を取っているところ 

当然、道を歩いても結構ズレてます。なので、道を歩いてそれをそのまま記号で置き換える、ってのは難しい。結局位置が合ってても角度や形がおかしくなってたらだめなんですよね。しかし、コンパスを使おうにも、タブレットPCの上にコンパス置いたら当然使えないわけで…そうなると調査板の方が使い勝手がいいですね。

というわけで、Surfaceを持っていったのは1回きり。USBのGPSも家で眠ったままです。

 

今後この方式が活用できる可能性はあるか?工夫や使い方次第かなと思います。

まず、山テレインで道や主要な地形を調査する段階では不向きです。そもそも山にPCの持っていきたくないし、コンパスが重要なので、相性が悪い。
なので、骨格が原図でほぼ確定してる公園テレインでの調査か、山の場合も最後の仕上げなどが使いどころかと思います。

また、調査に持っていくなら12インチではなく、10か8インチ位がいいと思います。ただし、スタイラスペンは必須です。あと、これはOCAD側に要望したいことですが、タッチ操作に対応して欲しい。ピンチイン、アウトなど。それができるだけでだいぶ操作性が良くなると思います。

 

 うめくさ

東北大の部誌、だっちゃでけさい、では余白に埋草を書く習慣がありましてね。私はそれ結構好きだったんですよね。ブログで埋め草って意味ないけど、なんとなく書きたくなってしまって…

うめくさ

他に書く候補として新ISOMについて、とか、GPSの使い方講座、みたいなのも候補でした。まぁ結果的に書きたいことを書くことにしました。PCの奥に眠る懐かしの地図データと出会えて良かったです。また、図らずもO-Newsの存在意義というか偉大さを再認識する記事にもなりました。GPSのこと聞きたい人はTwitterとかで聞いてもらえれば、知ってる範囲で答えます。

うめく3

大事なのは何よりも好奇心

 

卒業後のインカレ(第1部:もう一つのインカレ、第2部:インカレ運営の記録、最後におまけ)

Advent Calendar17日目 第1部

「もう一つのインカレ」

文責 Y城

 

<序章>

インカレ…それは全国の大学生オリエンティア達の憧れの舞台であり、オリエンテーリング界最大級の祭典である。たゆまぬ努力と勝負強さが試され、選手権者を決めるために様々なドラマが巻き起こる。後世に語り継がれるような名勝負が生まれるのも、インカレの舞台ならではである。

 

そんな大学生が主役となり熱狂する舞台の端で、もう一つのインカレが行われていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オフィシャルレース。

 

それは、過去インカレに情熱を燃やし、卒業してもなおインカレに心を奪われ続けたOB(オリエンバカ)達が妙なテンションで出走する晴れ舞台である。ある者は本気で頂点を狙い、ある者は本気でウケを狙い、インカレの学生たちのアツい走りに中てられたオフィシャルたちの情熱と邪念が交錯する。

 

筆者は過去2回、東京大学のオフィシャルとして出走し、過去1回、オフィシャルレースのプランナーを務めた。オフィシャルレースにはマジで無駄で過剰な情熱を傾けたと自負しているため、誠に勝手ながらAdvent Calendarというオフィシャルな(?)場でクソしょうもない話をさせていただくこととする。

 

<0.オフィシャルレースとは>

 まず、近年オフィシャルレースがインカレに導入された経緯について記載しよう。

 そもそもオフィシャルレースとは、JWOCやWUOC(ユニバーシアード)などの海外大会で用意される悪ノリイベントである。各国のチームに帯同しているコーチ陣(オフィシャル)は、テクニカルミーティングや選手のケアに追われて、オリエンテーリングの競技自体に参加できないことが多い。そんな哀れなオフィシャルたちに運営者が救いの手を差し伸べ、最終日のリレーの日に「地図やるから走って来いよ」という放置プレイスタンスで、しかも全員マススタートという熾烈を極める条件の中でオフィシャルレースは実施される。専用のコースが用意されていることは滅多になく、運営側で余っている地図を雑に渡され、ビジュアルでは選手から酒をぶっかけられるなど、相当手荒な仕打ちを受ける。踏んだり蹴ったりである。

 しかしそんな理不尽イベントにも関わらず、各国オフィシャルは喜々として参加し、あまつさえビジュアルで酒を飲んでレースを続ける者もいる。代表として参加したWUOC2012(Spain)で初めてその光景を目の当たりにした筆者は一気にその魅力に取りつかれ、当時の日本チームのオフィシャルであるY田勉氏(みちの会所属、現在の日本代表HC)に罵声を浴びせていた。

 

 

 話を戻そう。

 オフィシャルレースとはそんなお祭り的なイベントであるが、筆者の先輩であるK林遼氏(東京大学07入学)も、その魅力に取りつかれた者の1人であった。彼はインカレミドルリレー2013(矢板で開催)のリレーのコースプランナーであったが、いろいろ間違って、インカレという真面目に選手権者を決める場でクレイジーなイベントの開催を思いついてしまった。これが、昨今のインカレで悲劇&喜劇を生むオフィシャルレースのオリジンである。(ただ、過去2011年滋賀インカレなどで検討されていたという噂はある)

 

幸いにも筆者はそのオリジンとなる2013年矢板インカレ、およびその意志を引き継いだ2014年愛知インカレにオフィシャルとして参加することができ、そのクレイジーイベントを全力で体感することができた。また、2015年に再度矢板の地で行われたインカレでは、運営者として関わることができたので、プランナーでも競技責任者でもないのにオフィシャルレースのプランナーを志願した。やりたい放題である。

 

これからもオフィシャルレースが存続していくことを願ってやまない1オリエンティアとして、筆者のかかわった過去3回のオフィシャルレースについて、詳述させていただこうと思う。

 

<1.2013年矢板インカレ:「矢板日新」>

 近年のオフィシャルレースのオリジンとなる記念すべき第1回目である。

 当時、東京大学のオフィシャルを務めていた筆者は、インカレの要項3に記載されたオフィシャルレースの文字を見て、打ち震えた。

 オフィシャルレースへの参加は、リレーのオーダー提出同様、インカレリレーの前日に紙媒体で参加意思を表明する必要がある。当時、同じく東京大学のオフィシャルを務めていたM谷氏(東京大学2009年入学)に、オフィシャルレースへの参加意思を尋ねたところ、ものすごく嫌な顔をして「どっちでもいい」と言われたと記憶している。このように、一言にオフィシャルレースといっても、マススタートという肉体的負荷の高さから敬遠されることも多い。

 オフィシャルレース当日、リレーのオフィシャル業務もあったため、一人早起きして朝5時台から朝ジョグを敢行し、体の調子を整えた。調子は上々であり、来たる理不尽イベントに耐えうる体調であることが確認できた。本命イベントであるインカレリレーの選手権クラスでは、各走順で順位が入れ替わるアツい展開を見せていた。極めつけに、母校の東京大学や同クラブのお茶の水女子大学の優勝シーンを目の当たりにして、1OBに過ぎない筆者は勝手ながら涙腺を崩壊させていた。ちなみに、このインカレでは、フィニッシュ後のインタビューで高確率で涙腺の崩壊が観察された。

 現役学生たちの走り、そして応援の熱量に中てられてオリエンテーリング欲が頂点に達していた筆者は、リレーがひと段落するやいなや、オフィシャルレースに備えてアップを始め、現役学生からドン引かれた。(すでにオフィシャルレース用に上着の下にはトリムを仕込んでいたことが原因と思われる)

 

 そして記念すべきスタートの配置につく。

 スタートに並ぶのは、往年のインカレを沸かせた名選手たちである。

 関西からは盟友・T田氏(京都大学2009年入学)、東海からの刺客・M井氏(名古屋大学2007年入学)、そして関東からは主に東大OLK所属の目の上のタンコブたちが出場した。ちなみに、お茶の水女子大学のオフィシャルを務めたY上D智氏(東京大学2007年入学)は、ピンクと黄緑のド派手なトリムでの出走を学生たちから要求されたが、断固として拒否した。

 スタート配置についた大人げないオフィシャルたちは、学生たちの走りに中てられた情熱と大勢の前で曝されてくすぶる芸人魂とマススタートという過酷条件を目の前にした絶望感が混ざり合って、「ンヒィー」とか「ヤベェ」という断片的な言葉しか発せなくなっていた。そんな状況に追い打ちをかけるように、解放感にあふれた学生たちから応援激励野次罵詈雑言が押し寄せ、さらにオフィシャルのテンションをオカシクさせていた。

 そうこうしている中で一瞬の静寂、そしてその時は訪れた。

 

 オフィシャルレース、スタート。

 

こちらに地図を掲載しておく。A4地図なのに、使われているのは会場周りのほんのわずかなエリアのみであった。

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海外では余った地図が手渡され勝手に走れという放置プレイスタンスなのに対し、K林氏はオフィシャルレース専用のコースを組み、あろうことかオフィシャルを全力で晒し者にするビジュアル設定を盛り込む(地図の8→9)という暴挙に出た。ありがとうK林氏。

 

スタート直後、目立つにはここしかないと邪念を旺盛に燃やした大阪大学オフィシャル・T中氏(東京大学2006年入学)があり得ない速度で飛び出し、そこに新潟大学オフィシャル・T川氏(新潟大学2008年入学)が続く。マジ勘弁してくれと思いながら筆者も続いた。そうこうしているうちに、スタートフラッグ直後の上り坂に差し掛かったが、ここでT中氏がバテたため、早々に筆者が先頭に立った。リレー競技の日の1クラスということものあり、この時点ではパターン振りを疑っていたが、どうやら後ろからやってくる人は全員自分の方向に向かってくる。どうやら雲行きが怪しいと思いながら第1コントロールを取り、次のコントロールに向かったが、どうも全員同じ方向にやってくる。これはいよいよ怪しい。

 賢明な読者一同ならもうお気づきかと思うが、運営者はパターン振りまでやってくれるほどオフィシャルレースに気を配ってくれていない。マススタートの上に同一コースという暴挙が行われていたのである。観戦者諸君は気づかなかったかもしれないが、山の中では目まぐるしい熾烈な先頭争いが繰り広げられると同時に、大人げないオフィシャルたちの阿鼻叫喚が木霊していた。そんなことを観戦者は知る由もなく、曝し者の舞台・ビジュアルに表れたオフィシャルたちに「走れー」とか「歩くなー」という言葉をかけてくる。無茶ぶりである。

 

こちらに、ビジュアルに表れた哀れなオフィシャル諸氏の勇姿が記録された動画を紹介しておこう。

Advent Calendarの7日目に登場した、早大OC出身のO崎氏によるインカレ動画である。

11:04より、オフィシャルレースのパートとなるので、ぜひオフィシャル諸氏の芸人魂を心に刻んで頂きたい。

www.youtube.com

 

余談だが、Y城はビジュアル直前までY上氏の後塵を喫していたが、寄せる年並みに勝てぬY上氏を最後の尾根走りで抜き去り、2013年度のオフィシャルレースを制して芸人of芸人の称号を得た。

 

<2.2014年愛知インカレ:「作手高原」>

 K林遼氏の意思を継ぎ、翌年2014年度の愛知で行われたインカレリレーでも、オフィシャルレースが執り行われることとなった。なぜ続けた。

 しかしながら当時、東京大学のオフィシャルを務めていた筆者は、インカレの要項3に記載されたオフィシャルレースの文字を見て、身震いした。

 オフィシャルレースへの参加は、リレーのオーダー提出同様、インカレリレーの前日に紙媒体で参加意思を表明する必要がある。当時、同じく東京大学のオフィシャルを務めていたM谷氏(東京大学2009年入学)に、オフィシャルレースへの参加意思を尋ねたところ、ものすごく嫌な顔をして「どっちでもいい」と言われたため、勝手に名前を書いて提出した。

 オフィシャルレース前日、オフィシャルレースに備えてジョグを敢行し、愛知の見知らぬ街中を疾走した筆者は、上々の体調でオフィシャルレース当日、じゃなかったインカレリレー当日を迎えた。本命イベントであるインカレリレーの選手権クラスでは、各走順で順位が入れ替わるシビれる展開を見せていた。極めつけに、2走時点で接戦であったのにもかかわらず、3走で大きくリードを広げた母校の東京大学の優勝シーンを目の当たりにして、昨年度に引き続き筆者は勝手ながら涙腺を崩壊させていた。

 現役学生たちの走りで背中を押され、オリエンテーリング欲が上がっていた筆者は、リレーがひと段落するやいなや、オフィシャルレースに備えてアップを始め、昨年度に引き続き現役学生からドン引かれた。

 しかしそれ以上にドン引きだったのは、女子大のオフィシャルを務めていた男性陣の一部が、あろうことかその女子大のトリムを着て出走レーンに現れたことである。白を基調として淡い桃色のラインをあしらった、いかにも女性用のトリムに身をつつんだH氏(東京大学2009年入学)の姿を見て、とんだ破廉恥野郎だという思いに駆られた。その後、2013年度のオフィシャルレースでY上氏が着用拒否した黄緑とピンクを基調としたトリムに身を包んだお茶の水女子大学オフィシャル・I野氏が現れた。彼は抑えきれないニヤニヤを顔に浮かべ、ひっきりなしに写真を撮る大学生に向かってシャッターチャンスを提供していた。何より腹が立つのは、そんな犯罪チックな行為をすると女子大生から黄色い声援を一身に受けることができるという彼らの立場である。筆者に飛んでくるのは「優勝いけるぞ~」とかいう野郎どもの野太い声援ばかりである。俺もきゃーきゃー言われたかった。

 

 失礼、つい話が脱線した。

 

 そして再び、スタートの配置につく。

 スタートに並ぶのは、往年のインカレを沸かせた名選手たちである。

 連覇のために何としても負けられない筆者は、昨年度のインカレリレー男子選手権クラスで好走を見せた名大・H川氏をマークしていた。

 スタート配置についた大人げないオフィシャルたちは、アツい戦いに中てられた情熱と前日の雨でハンパなくぬかるんだ足場への不満と学生たちの怒号への恐怖心が混ざり合って、「マジ無理」とか「走りたくねぇ」というネガティブな言葉しか発せなくなっていた。周囲からは相変わらず解放感にあふれた学生たちから応援激励野次罵詈雑言が押し寄せ、さらにオフィシャルのテンションをオカシクさせていた。

 スタートしてからの様子については、ほぼ割愛させていただく。 

というのも、観客から見えるエリアはスタート誘導区間のみであったからだ。こちらに地図を掲載しておく。普通に本格的なマススタートオリエンテーリングを要求され、会場周りを走り回るだけだと想定していた哀れなオフィシャルの面々は相当に面食らって「マジかよ」とか「ンヒィー」という言葉にならない言葉を発し続けていた。

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この年のオフィシャルレースは、オフィシャルが学生たちの目の前にほとんど曝されず、オフィシャルレース愛好家の筆者は大いに憤慨した。この時の憤りが、翌年度の2015年度インカレリレーの運営において、筆者がオフィシャルレースのプランナーを務めることに繋がっていく。

 

余談だが、H川氏と一進一退の攻防を繰り広げていた筆者は、大人げなく会場前でH川氏を抜き去り、無事オフィシャルレース2連覇を果たした。

 

<3.2015年度矢板インカレ:「Shooting Star Shioya~ホシフルオカニテキミヲマツ~」>

 過去2回は芸人側として参加したが、今回は運営者として、芸人たちに対して舞台を提供する側に回った。筆者は一介の演出パートチーフに過ぎなかったが、オフィシャルレースへの異常なこだわりに引いた競技責任者のS本氏に、オフィシャルレースのプランナーを命じられた。

 コースについては、インカレリレーのコース確定後にテキトウにコントロールを繋いで作るというスタンスだったため、まずはテレイン名およびテレインのロゴのデザインから着手した。

 当初は、旧テレイン名である「☆彡しおや」のようなキラキラネームで行きたいという要望も強かった。様々なテレイン名があるが、キラキラ感をだすためにはやはり英語名、カタカナ発音の名前だという意見の一致が見られたため、☆彡の部分を流れ星ととらえて「Shooting Star」、しおやの部分は表記を合わせる意味で「Shioya」とし、第1候補の「Shooting Star Shioya」が出来上がった。

 この時点で、筆者が10分で作ったロゴが下の図である。

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 ここで、リレープランナーであるY川氏(筑波大学2009年入学)が天性のセンスを発揮し、「星降る丘にて君を待つ」というテレイン名を提示してきた。内心わけわかんねぇと思いながら、リレープランナーの意見だけに無下にできず、なんとかしてテレイン名に組み込めないか思案した結果、副題とすることに決定した。なおかつキラキラ感を捨てたくなかったので、すべてカタカナ表記としてフリーフォントプラネタリウム」で更なるキラキラ感を付加することで、全体の統一性を保った。

 ここでさらにY川氏が天性のセンスを発揮し、「★の色を、「純」の色にしてはどうか」という提案をしてきた。背景を説明すると、実行委員会には、東京工業大学からの刺客が大量に送り込まれていたため、また実行委員長のI田純也氏の名前に「純」という文字が含まれていたため、殺しパフォーマンスの高い酒、東京工業大学の星の戦士たちのオフィシャルドリンクとして悪名高い宝焼酎「純」が試走の際に大量消費されていた。「純」は「守りの青」「標純溶液の緑」「攻めの赤」の3種から構成されているため、この3色をロゴデザインに組み込んだ。

 こうして出来上がったのが下のロゴである。

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こんなところに無駄な工数を突っ込めるなんてなんと暇人だろうか。

 

そうこうしているうちに、リレーのコントロール位置が固まってきたので、会場周辺にあるコントロールをざっと繋いで、オフィシャルレースに相応しいコースのセッティングに着手した。

ここで大切にしていたコースコンセプトは下記3点である。

①オフィシャルが十分に現役学生の目にさらされること

②オフィシャルにビジュアル前に十分に苦痛を与えること

③オフィシャルがペナること

 

①は、リレーの会場レイアウトを利用することで解決した。

2015年度のリレーでは幸い、ビジュアルコントロールからの導線が選手権と一般併設で分岐していた。オフィシャルにはやはり選手権、一般併設どちらの気分も味わってもらいたいという強い気持ちから、ビジュアルコントロールを2回とるという発想が生まれた。

また、幸いなことに、会場からかなり近い位置に、オンラインコントロールが設置されていた。観客たちに逐一オフィシャルたちの動向が伝わるよう、早い段階でオンラインコントロールを取るようにコースセットした。当日は電波状況が悪く実況するに至らなかったのが心残りである。

②は、リレーの会場が高台にあることが幸いした。

ビジュアル前のコントロールはかなり急な坂の途中にあり、それより標高の低い場所には大量のコントロールが設置されていた。それらのコントロールからビジュアル前のコントロールに回せば必然的に急な坂を上るルートを取らざるを得ないので、これ幸いとそのようなレッグを採用した。

③は、コースのパターン振りをいかに気づかれずにやるか、に注力することで解決した。コースパターンを位置説明に記載されるようでは(1、2やA、Bといったナンバリング)、コース名からパターン振りを察知されるので、気づかれないように「THANKS」と「thanks」という大文字・小文字に変更した。

そして、コースのパターン振りもかなり豊富に盛り込み、常々「リレーはペナってはいけない」と連呼しているオフィシャル陣をペナらせる工夫を行った。

 

こうして出来上がったコースが下の図である。

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ちなみに、考えていたコースプロフィールは「選手たちからの応援を一身に受けられるよう、豊富なビジュアル区間を設定し、会場から離れても片時もサボれぬよう、オンラインコントロールをコース中に盛り込みました。インカレで選手たちが受けた声援を一身に浴びて、会場を沸かせてください。」というものだった。

 

こうして、手塩にかけたオフィシャルレースのコースが完成した。

 

舞台は整ったので、ここからは当日にオフィシャルたちの身に起こった出来事を記載する。

①オフィシャル陣、地図置き場を破壊する

 血眼になって地図を目指すオフィシャル陣が地図置き場を破壊していく動画がある。

 https://www.facebook.com/mteraoka2/videos/960001684083643/

  これが人の業である。実に醜い。

 ちなみに、武蔵野大学オフィシャルであったN友氏(東京大学2011年入学)は、地図の取り違えにより失格となった。

 

②オフィシャル陣、急坂に根を上げる

 ビジュアルコントロール後、オフィシャル陣は会場のビジュアルを通過するレイアウトとなっているが、実行委員会演出パートはその際にインタビューを試みた。

 「ぬああ」や「きつい」など、急坂のきつさに根を上げるオフィシャルが続出し、ある者は学生から水をぶっかけられていた。

 

③H田氏、M田氏、仲良くペナる

 オフィシャルの発する言葉にならない叫びと学生の悪ノリで会場が妙な熱気を帯びる中、コース終盤で一橋大学オフィシャルのH田氏、椙山女学園大学オフィシャルのM田氏が熾烈なデッドヒートを繰り広げていた。お互いの動向に注意し続けていた結果、彼らはあろうことかビジュアルコントロールを取り忘れ、失格となった。結果的には、そのデッドヒートはH田氏の勝利に終わり、完全に達成感に満たされているH田氏はゴール直後のインタビューで「この背中を見て育ってください」という自信満々な言葉を発した。その後、計センで記録を読み取った瞬間にペナ音が鳴り響き、ほぼ同時にフィニッシュしたH田氏、M田氏は地面に崩れ落ちた。

 あの自信満々な発言は何だったのか。実に、反面教師である。

 

<4.まとめ>

ということで、長々とオフィシャルレースについて語らせていただいたが、オフィシャルレースがいかに過酷で魅力的なレースであるかご理解いただけただろうか。

オフィシャルレースの1ファンとして、今後も健やかなオフィシャルレースが継続されていくことを願ってやまない。

 

以上、駄文長文失礼しました。

 

Y城

 

以下、真面目な第2部が始まります。

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Advent Calendar17日目 第2部

「インカレ運営の記録(+おまけ)」

文責 結城 克哉

 

【目次】

0.自己紹介

1.第1回インカレスプリント

 1-1.隔離所の決定

 1-2.コースセッティング

 1-3.スタート前に、地図を使用したウォーミングアップエリアを作る

 1-4.余談

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2.第2回インカレスプリント

3.おまけ

 

0.自己紹介

 ここからはまじめなパートなので、簡単に私の自己紹介をさせてください。

 東京大学2009年入学、オリエンテーリングクラブトータス所属の結城克哉と申します。

 主な個人戦績はインカレロング2011、2012優勝、インカレミドル2012優勝、2012年度、2013年度全日本選手権(ロング)優勝、オフィシャルレース2013、2014 2連覇です。

 海外の大会経験は、WUOC2012(Spain)、WOC2013(Finland)、WOC2014(Italy)です。

 主な運営経験はインカレスプリント2015競技責任者 兼 プランナー、インカレミドルリレー2015演出パートチーフ、インカレスプリント2016イベントアドバイザーの3つです。

 オリエンテーリング界のいろいろを経験してきましたが、他の人がなかなか経験することのない、インカレの新種目立ち上げに携わったものとして、インカレスプリントの競技的な側面についてお話をさせていただこうと思います。

 

1.第1回インカレスプリント

 まずは、長野県諏訪郡富士見町の富士見高原リゾートで行われた第1回インカレスプリントの競技責任者 兼 プランナーの立場から、コースが決定した経緯について書こうと思います。これから、インカレスプリントの運営者は、大会運営の進め方として参考にしていただけると幸いです。

 順序としては、<①選手隔離場所の決定>→<②コースセット>→<③コース上の安全確保・注意点設定>という形になっています。

 地図があったほうがわかりやすいと思うので、最初に、インカレスプリントで使用された地図を掲載しておきます。

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             図1.男子選手権コース図

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             図2.女子選手権コース図

このコースをどのようにして決めていったか、順を追って記載していきたいと思います。 

 

1-1.選手隔離場所の決定

 コースを決定するうえで、スタート位置は重要なファクターです。その位置を決めるためには、まず選手の隔離場所を決める必要がありました。富士見高原リゾートは急勾配で片斜なテレインであったため、標高の高い位置にスタート位置を持っていきたいという希望がありました。

 そこで、富士見高原リゾート内部で一番標高の高い場所、「創造の森」を第一候補として下見しました。

(地図で言うと、ちょうどコントロール位置説明図あたりの場所にあります)

 

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図3.創造の森に向かうリフト。選手権だけ乗れるという特別仕様を考えました。

 

この創造の森エリアをスタートとする場合、壮絶なダウンヒルスプリントになることが予想されました。

富士見高原リゾート周辺の山林は「AMIGASA」という地図でO-MAP化されていたため、その旧図をもとに試しにコースセットを行ったところ、なんだかルートチョイスもないし、膝が壊れそうなダウンヒルだし、と問題点が山積みでした。

スタート付近が、創造の森と呼ばれているエリアです。

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    図4.2/3時点のMEのコース    図5.2/3時点のWEのコース

  創造の森エリアの下見後、しばらくは西村氏による調査が進められ、完成してきた地図の中には想像の森が含まれていませんでした。そのため、創造の森を選手の隔離エリアとすることを諦め、富士見高原リゾート内の建物の一つを利用して選手隔離場所とする、という方向で考えました。検討した結果、駐車場脇にある「ジュネス八ヶ岳別館」を選手隔離所として利用することを考えました。

 地図上では、男女選手権ともに会場のビジュアル区間通過後に通るエリアの道を挟んで右側に位置する(下図参照)ため、慎重に協議しました。

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図6.隔離所であるジュネス八ヶ岳別館付近

 

ジュネス八ヶ岳別館を隔離所として使用するにあたり、懸念点が2点ありました。

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①選手権出場者が会場に行くと、選手権のコース情報が漏洩する

②駐車場~隔離所間で、参加者の目につく場所にコントロールを設置できない

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 これらの問題は、運営側の工夫と参加者への協力を依頼する形で解決しました。①に関しては「選手権出場者の会場への移動を禁止、事前に隔離所に入ってもらうこと」、②に関しては、「選手隔離後~競技開始前の間で設置・コントロール位置の確認を行う」ことで解決しました。②は後述します。

 以上の経緯で、まずはスタート前のファクターである「選手権隔離場所の位置」が決定しました。

 

1-2.コースセット

 隔離場所が決まったことで、コースセットが本格的にできるようになりました。コースセットは、下記の順で進めていきました。

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①スタート位置の決定

②コースの確定

③スタート待機所でのウォームアップエリア設定

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1-2-1.スタート位置の決定

インカレスプリントのスタートを決めるにあたって、僕の中で印象に残っていた出来事が2つありました。その1つはWOC2013 Finlandのスプリント決勝(もう一つは1-2-3.の項で出てきます)。競技会場であるドームがスタート、かつゴールに設定されていました。また、交通量の多い道路も、多くの役員を配置することにより交通整理し、選手の通行に影響がないよう配慮された運営となっていました。

 この中で、会場スタートで選手が応援されながら走っていく姿がとても印象に残っていて、今回のインカレスプリントでもできないかと考えました。競技会場は陸上競技場にすることは前々から決まっていたので、競技会場に入らず、歓声だけが聞こえるような場所をスタート枠にすることで選手の緊張感を煽ろうと考え、競技会場脇の斜面下にスタート枠を設定しました。また、スタート枠から出てスタート誘導の間、観客に応援される形にしたいと思ったので、スタートフラッグは競技会場内に設置することにしました。

 ここまではよかったのですが、隔離所とスタート位置が決まったところで一つ問題点がありました。コースセットをしている中でどうしても外したくないレッグがあったのですが、そのコントロールがスタート誘導中に見えかねなかったのです。これについては、実行委員長の斎藤翔太氏とイベントアドバイザーの山上大智氏と共にコントロールが競技者の目線から確実に見えないことを確認する作業を行い、導線を確定させました。実際に採用されたのが、図の誘導案②です。(コントロールの位置は、図に赤丸に示したあたりにありました)

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              図7.2つのスタート誘導案

 どちらも、導線を通って見える景色を動画に記録しているので、興味がある方は見てみてください。

【動画1】:スタート誘導案①

 

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【動画2】:スタート誘導案②

youtu.be

 

ここで決めたスタート誘導を、東北大学の同期で、第2回インカレスプリントの実行委員長を務めた田村直登氏に実際に作って運営してもらいました。 プランナーのわがままでとても苦労をかけてしまいましたが、滞りなく運営してくれて、とても助かりました。

 

1-2-2.コースの確定

 スタートが決まって、本格的にコースセッティングを開始しましたが、その際に大事にしていたことが「コースの面白さのための要素」は3点、「競技としての大前提」として2点、「演出」として1点ありました。

【コースの面白さのための要素】

①コントロール位置はシンプルにすること

②ルートチョイスがたくさんあるレッグを連続で配置すること

③普段疾走することのない場所を疾走すること(スプリントの特別感)

【競技としての大前提】

④競技者が安全に競技可能であること

⑤その他の利用者に迷惑をかけないこと

【演出】

⑥競技者が観客から見えやすいレイアウトにすること

 

これらの6つの要素をすべて満たすコースを組むのはなかなか難しく、アドバイザーの山上氏に何度も何度も組み直しを要求されました。

簡単に、それぞれの話題について簡単にお話ししたいと思います。

 

<①コントロール位置はシンプルにすること>

スプリントのコースセットの原則は、JOAのHPから閲覧できますが、簡単に言うと

「コントロール位置がシンプルで」

「ルートチョイスがいっぱいある」

「高速レース」

です。これらの原則を守ってコースセッティングしている限りは、面白いコースに仕上がります。(参考:

http://www.orienteering.or.jp/archive/rule/guidelinesappend_160207.pdf)

これを強く意識して組んだのは、男子選手権の5→6。

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   図8.男子選手権5→6(インカレスプリント2015報告書ルート解説より引用)

 

手前の〇が5、奥の〇が6です。建物の角と人工特徴物なので、地図を見ればコントロール位置は容易に読み取ることができますが、とにかくルートチョイスが難しい。通行不能柵が満遍なく存在していたので、それらを利用しない手はないと思いこのレッグを組みました。当然ですが、そのほかのレッグでも妥協はしていません。

また、6のコントロール位置にちょうど良い特徴物がなかったため、実際は台を置いて人工特徴物としました。

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       図9.人工特徴物とした台の写真

人工特徴物を置くのは運営的にも手間でしたが、いいコースのためにはやはり全力で準備したいという気持ちが強かったので、このような選択にしました。

今後インカレスプリントが存続していくにあたって、選択肢を増やす知見になれば幸いです。

 

<②ルートチョイスがたくさんあるレッグを連続で配置すること>

 本格的なスプリントにしたかったこと、またテレインが日本で提供できるスプリントの環境として最高峰によかったこともあり、とにかくその環境に見合ったコースを提供したいという思いが強くありました。そのため、テレインの魅力(難易度)を存分に引き出す、過去に体験したことのないようなスプリントのコースを提供しようと思ってコースセットを行っていきました。

 幸い、筆者はオリエンテーリングの本場であるヨーロッパでのスプリント参加経験があり、大会だけでなくトレーニングキャンプ期間で多くの市街地スプリントの経験があったため、それらの経験を思い出しながら組んでいきました。

(余談ですが、WUOC2012の「バルバラ城」からのダウンヒルスプリント、WOC2014トレキャン期間の「ヴェネチア」でのスプリントは最高でした。)

 余談が過ぎましたが、ルートチョイスがたくさんあるレッグを連続で配置するのに気を使ったエリアが図8。

 

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       図10.ルートチョイスがたくさんあるゾーン

細かいルートチョイスがたくさんあり、かなり迷います。

脱出時に簡単に脱出できる方がベストルートにならないよう、配慮して組みました。

 しかし、このエリアは細かい読図が多く、またレッグ線が複雑だったため、10番コントロール不通過による失格者が多く出てしまいました。数字・コントロール円を白抜きにするなど対策はとれただけに、運営としては反省点の残る結果となりましたが、こうした試行錯誤を経てどんどんいい大会になっていけばいいと思います。

 また、第2回インカレスプリントではコントロール円の白抜きや数字の白抜きを行い、判読性が格段に向上しました。白抜きの技術はYMOE社 山川氏によるものなので、詳細についての記載はここでは割愛します。

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  図11.白抜きの例

 

 加えてこのエリア、1-2-1.スタート隔離所の決定の項で問題となった、「②駐車場~隔離所間で、参加者の目につく場所にコントロールを設置できない」エリアだったので、その設置の話もここで触れておきます。

 当日の選手権隔離完了時間が10:15、女子選手権のトップスタートは10:50で、その間35分しかありませんでした。このエリア以外のコントロールはすでに設置済みだったため、隔離時間まではそれらのコントロールの起動確認をおこないました。

 その後、未設置のコントロールを競技責任者の結城が設置、その後山上氏によるコントロール起動が行われ、全コントロールの確認が終了しました。35分間の間に設置とコントロール起動確認を行うというかなりスピーディな作業が要求される場面でしたが、スムーズに終えることができ、無事競技開始に間に合わせることが出来ました。

 

 ちなみに、第2回インカレスプリントでは隔離時間からトップスタートまで30分しかなかった上に、設置・コントロール起動確認をするコントロール数も多く、確認完了が競技開始の5分前というかなりスリリングな展開を見せていました。

 

<③普段疾走することのない場所を疾走すること(スプリントの特別感)>

 ②の項でも書きましたが、海外スプリントに何度か出場した際、日本のスプリントにはない楽しさを感じました。その違いを分解してみると、トップに来るのがやはり「テレイン」でした。テレインが違うことにより、いったい何が違うのか考えてみると、それは「普段走れない場所を走る特別感、高揚感」だという結論に至りました。ヴェネチアの街中にコントロールが設置してあって、その中を自由に走り回れるなんて信じられます?

 この信念のもと、インカレスプリントでも「普段のスプリント大会(日本ではパークOのことが多い)で経験しないようなレッグを取り入れよう」と考えました。

 その最たる例が、図8の中にある男子選手権9→10、および下の図10の3→4です。

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     図12.男子選手権3→4(女子も共通) 下の〇が3、上の〇が4です。

 こんな、建物のデッキの周りを走り回るレッグなんて日本で今まで経験したこともないし、それが地図上に表現されていることなんて見たことありませんでした。富士見高原リゾートの地図はNishiPROの西村氏に作成いただきましたが、その地図を見て興奮したのを覚えています。見た瞬間から、この場所はどんな手を使ってもコースに入れたい、と思っていました。

 ちなみに、現地の写真はこんな感じです。

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図13.10番コントロール周辺(ジュネス八ヶ岳中庭、階段を通ってアタックするのがベストルート)

 

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図14.図10の①ルート通過時の写真。大空レストランのデッキの上を通過できる。

 このような場所は、人との接触リスクがあるので危ないのでは?と思う方もたくさんいらっしゃると思いますが、そのことに関しては後述します。

 

<④競技者が安全に競技可能であること>

<⑤その他の利用者に迷惑をかけないこと>

 ここからは、安全管理の話に入ります。

 ①~③は、コースセッティングをするうえで楽しみ的な要素(プランナーはここまででいいので、正直一番楽しいパートだと思います)ですが、④、⑤は競技責任者の腕の見せ所で、かなり根気が要求されます。写真を見ていただければわかると思いますが、一般の方も利用される施設ですので当然競技中の接触事故が考えられます。その接触事故を未然防止するために、立て看板の設置や安全確保の人員配置を斎藤氏、山上氏と話し合いました。その結果、出来上がった立て看板・人員配置案がこちらです。

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 図15.立て看板・人員配置案(アルファベットは立て看板、数字と人型は人員)

 北側の建物周辺に人員が集中していますが、これは一般の方の利用が集中する「大空レストラン」周りだから、という理由があります。こちらの大空レストランには、富士見高原リゾート全体の渉外以外にも、競技班として個別に渉外に伺い、競技中のリスクや当日の対応を説明に上がりました。

 また、9~11番の人には、花の里エリアを通行するカートと競技者の交錯防止の役割も担っていただきました。

【動画3】

youtu.be

 

 4番、17~19番の人員のいる駐車場では一般の車との交錯が考えられたため、その防止のための人員配置も行いました。

 そのほか、柵の周辺にいる人員は、通常柵の開閉はできないことになっている(オープンと花壇のエリアは花の里といって、花を観賞できる有料エリアとして管理されているため)ことを考慮して、一般の方が誤って開いている柵から入ってしまわないように管理をしていました。

 当日、これだけの人員の方に協力いただき、インカレスプリントは無事終了しました。テレイン内パトロールの人員は競技展開をしることができないので、通常の観戦者に比べればインカレ自体の楽しみは格段に落ちます。そうしたボランティア運営の元で、インカレは成り立っていることを今一度認識をしていただきたいと思います。(特に参加者である学生の皆さんは、卒業後は必ずインカレを運営してほしいです)

 パトロールには失格者の監視も兼ねてもらいましたが、初回のインカレスプリントで競技自体への理解が薄かった(通行不能柵、崖は通過したら失格など)こともあり、当日本部は失格者連絡の電話でてんやわんやでした。

 また、パトロールに注意喚起をお願いする以外にも、公式掲示板で選手本人に注意喚起することも行いました。スプリントは競技の特性上、一般人の通行がある場所で行う可能性があります。日本の中でスプリントを根付かせていくためには、一般の方に理解してもらうことももちろんですが、競技者として節度ある行動をとることも必要だと感じています。今後、インカレスプリントを存続していくうえでテレインの制約はついて回る問題だと思いますが、競技者自身もリスクを認識したうえで臨んでもらえると、よりよい大会になっていくかと感じています。

 

<⑥競技者が観客から見えやすいレイアウトにすること>

 スタートを競技会場にした時点で観客への露出はかなりあったのですが、まだまだ観客に選手を見てもらいたいという思いがあったので、会場内にビジュアルを設定しようと考えていました。さらに見ていて楽しい要素を追加するために、ビジュアルコントロールのアタック方向が分かれるようなレッグを設定し、観客も見ていて楽しめるようにしたいと考えました。コース的に、スタートしてから標高の高い側に向かい、もう一度会場に帰ってくるレイアウトだったため、標高の高いところから降りてくる選手を会場で見られるように、かつ通行不能崖の下にコントロールを置くことで、選手が戸惑う様、あるいはスムーズにアタックしていく様を見てほしいという意図でコントロール位置を決めました。

 また、フィニッシュに向かって全力で駆け上がる選手の応援をしてほしい、その応援が選手に対して届いてほしい、そのために高いところから応援できるレイアウトにしたい、そう思って、観戦エリアをかなり伸ばしました。ちなみに、最近のインカレでは会場内での並走が禁止されていますが、並走っていい文化だと自分は思っているので(少なくとも選手は相当力をもらえる)、最初は並走する人が順番に並んで一方向にのみ通過することのできる「並走レーン」というのを設定したいと思っていました。結局お蔵入りしましたが。

 あれこれ考えた結果、演出情報が集約されている作品、それが観戦ガイドです。

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   図16.観戦ガイド(表面):裏面には、スタートリスト

 これは私の先輩である小林遼氏(東大07入学)に作成していただきました。

 クオリティがとても高く、最初からもう文句のつけようがなかったです。大学時代に共に選手権リレーを走った(インカレリレー2010 椛の湖インカレ)先輩2人と一緒に運営する、というのはロマンだと今更ながら感じます。

 

 さらにちなみますが、観戦方式を会場のみとしたのは私としてはとても不本意でした。私が参加したFinlandのWOC2013では、予選・決勝いずれも、観客がコントロールのすぐ近くまで寄って観戦することができました。私は残念ながら予選落ちしてしまったので、決勝をコントロール周りで観戦していたのですが、当時からそのような観戦方式に憧れていて、インカレスプリントでもそのような観戦方式を根付かせたいという思いがありました。しかし、インカレといえば会場の応援、まだ浸透していないフリーの観戦方式を第1回のスプリントでやるのはリスクが高いという斎藤実行委員長の判断から、会場に情報を集約した形の観戦方式としました。これは、第2回のインカレスプリントでも同様だったため、これ以降のインカレスプリントで、採用の機運が高まったら、フリー観戦方式をとってみるのもありだと思います。ちなみに、福井で行われた試行大会では、フリー観戦方式がとられましたが、観客に理解がなかった部分もあり、ルート上に陣取る人たちが出ました。フリー観戦方式のためには、観客への周知の徹底が必須かと思います。

 

 長くなりましたが、ここまで考えた末、コースがようやく完成しました。

 第1回のインカレスプリントということで、今後のモデルケースとされる大会なので、とてもとても悩みましたが、それに見合うだけのコースには仕上がったかなと思います。

 

 

1-2-3.スタート前に、地図を使用したウォーミングアップエリアを作る

 上記のコースセッティングのほかに、やりたいことがありました。それは、「ミニマップを用いたウォーミングアップエリアの設定」です。

 これをやりたいと思ったのは、大学4年の時に参加したWUOC2012(Spain)でした。WUOC2012(Spain)では、各競技前にウォーミングアップのためのエリアが用意されており、小さいながらも地図があって、コントロールも設置されていました。競技前にコンパスワークや読図のタイミングを確認できるこのような場を設けてもらって、参加者側としてとても快適だったので、運営側に回った今それをやってみたいと思い、スタート枠の前にウォームアップエリアを設定しようと考えました。

 そのために利用できるスペースとして、ジュネス八ヶ岳別館の西側にある不整地エリアがありました。足場が悪いことを除けば、十分な広さとコントロールが設置できる位置が複数あったため、利用可能であると判断し、ミニマップの作成と当日のコントロール設置を行いました。

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     図17.ウォームアップマップ

 当日使用したウォームアップマップとは仕様が違いますが、上図のような地図を用いました。サイズは5cm x 5cmくらい。基本的には地図内の北西部分の立ち入り禁止エリアは、テレイン内の様子を確認できないぎりぎりのラインを現地で確認しながら設置しました。このエリアの設置を行ってくれたのも同期の田村直登氏でした。思えばかなりの仕事量ですが、文句も言わず引き受けてくれた彼には感謝です。

 

1-4.余談

 ここまでで既に相当長いですが、まだネタがあります。

 インカレスプリント2015では、参加者に見えないところで運営者が頑張っている点が2点ありました。

 1つは、「運営者自らが草刈りを行い、それが地図に反映されている点」です。

 実際、2週間前準備の段階で、なぜか「草刈り」という準備項目がありました。

 草刈りを行ってくれたのは、小林遼氏、燧暁彦氏(東大09入学、私の同期です)、山田晋太郎氏(東工10)、田村直登氏の4名でした。中でも燧氏は草刈り名人で、その鋭利なカット力から彼の草刈り技術は「ひうちカッター」と称されていました。下の図は、草を刈る運営者の写真です。

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       図18.草を刈る運営者

この草刈りによってどれくらい効果があったかというと、下の図19、20を比べてくださればわかると思います。ビジュアルコントロール前の斜面、および男子選手権7番コントロール周りで、現地にある高さ1mほどの草が一掃され、走行可能度が高い斜面が現れました。

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  図19.草刈りBefore。もっさり。

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  図20.草刈りAfter。すっきり。

 

もう1つは、運営者が並べたコーン柵が地図に反映されていること。

大空レストラン周りには、夏季~秋季にかけて花屋などの出店、花の里の受付が設置されるのですが、花の里が営業期間外に調査した影響で何も地図に反映されていませんでした(下の図21参照)。試走の段階で現地に行ってみると、なんと柵が大量に設置されているうえに、一般のお客様が大量に通るようなイベント出入り口が設置されていて、最初はコースとしての使用をあきらめかけましたが、富士見高原リゾート側の担当者が協力的で(よくも悪くも楽観的な方でした)、コースとしての使用を許可していただけることになりました。

 しかし、やはりオリエンテーリング競技者との接触事故を起こすわけにはいかなかったので、コーン柵を設置して一般のお客様と選手の導線を分けることを考えたのですが、なかなかその導線が決まらず。いろいろ検討を重ねて最終的には下の図22のように落ち着き、地図を元に前日の準備段階で設置しました。作業者は2人とかでやった記憶があり、夕方のかなり日が傾いた時間だったので日没までのタイムアタックだ、と思いながら並べていました。

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図21.柵の設置前。えらくすっきりしています。

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図22.柵設置後。並べるのに結構時間がかかりました。(並べたのは内側の曲がった部分)

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   図23.運営者が並べたコーン

 

地図に前段階で柵を記載しておき、当日に現地に反映させるというアイデアは、2013年の矢板で行われた第1回の試行大会の時に観戦していた経験から得たもので、当時はスプリントも手探りだったため惑わすには不十分な柵しか設置されていませんでした。今回は、その発想をもっと進化させて、お客様とのエリア分けとルートチョイスの制限という2つの意味を持たせることができたと思っています。準備に相当時間はかかりましたが、おかげでこれといった事故もなく、無事競技を終了することができました。

 

その他にも、ルートチョイスを増やすために地図と現地を改変したレッグはもう一つあります。男子・女子共通の2→3のレッグは、テニスコートを横切るのがベストルートなのですが、改変前は出入り口が3箇所ありルートチョイスに迷うようなことはありませんでした。そこで、3箇所ある出入り口のうち2つを塞ぎ、より迷うレッグに仕上げました。

 

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図24.改変前。そんなに難しいレッグではなかった。

 

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図25.改変後。テニスコートの扉を閉め、スズランテープで固定することで現地は対応しました。

 

これによってさらに、ルートチョイスの難易度が高くなったいいレッグに仕上がったかなと思っています。

 

その他、ここに書くほどの話ではないですが、運営中にあったトピックスとして。

・競技中にパラグライダーが飛んでくるエリアを通過する可能性があり、渉外に行きましたが競技中も競技者とパラグライダーが交錯しないかひやひやしてました。

・コースセットしていて、きれいな花のあるエリアを通らないほうが速いコース設定にしてしまったので、観光面では申し訳ないと思っています。

・選手権隔離所の選手出口のところに気性の激しい犬がいたため、犬嫌いの選手の方々には申し訳なく思っています。

・選手権隔離所出口をブルーシートで塞ぐ、ウォームアップエリアでもテレインが見えそうな位置は運営者の車で塞ぐなど、徹底して競技的な公平性を保つ工夫をしてました。

・皆さんの記憶にあるかはわかりませんが、会場にあったお立ち台的なものはチャンピオンシートとして利用してようかとかんがえてました。お蔵入りしましたが。

・通行不能崖を通過していく選手がたくさんいましたが、目の前に立ち入り禁止テープを張ってまで明示していたのに選手はそれに気づかなかったので、運営者は人事を尽くしたと思っています。

・当日の朝、誰も利用客がいないはずの駐車場に、キャンピングカーの集団が現れた時には心臓止まるかと思いました。幸い協力的な人たちだったため、選手権の間は邪魔にならないようにしてくれました。

 

とりとめのない話となりましたが、この辺でインカレスプリント第1回の余談は終了です。

 

2.第2回インカレスプリント

 今ホットな話題かと思いますが、こちらに関しては報告書も出ていない段階なので、そちらを参考にして頂きたく。とにかく、一見普通の公園に見えるようなテレインでも、スプリントと言えるような、高負荷のナビゲーションが要求されるコースを提供したかった。それに尽きます。

 

 ただ、2年連続で誘導が物議を醸してしまったことに関しては、責任を感じています。当日準備・確認をせざるを得ない以上、設置者への認識の徹底が今後のインカレスプリントでは必要になると感じています。

 しかし、2年連続で運営することで、かなり知見を蓄積することが出来ました。

 この2年間で、重要な部分のタスクを書き出して、どの時期に行ったか整理してみたものが、下の図26.になります。

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    図26.インカレスプリントチェックリスト

このファイルが今後の運営に生かされ、抜け漏れもあるかと思うので、補足されていくことでより円滑な運営になっていくことを望んでいます。

 

(第3回のインカレスプリントのアドバイザーって誰がやるんだろう)

 

3.おまけ

 インカレスプリント2015は、社会人1年目ということで運営するか非常に悩みました。実行委員長の斎藤氏からの勧誘がなければやらなかったでしょう。今では、誘ってもらったことにすごく感謝しています。

 ここからは、インカレの運営を通じて感じたことを。

 立て続けに3回のインカレを運営して、とにかくやりたいようにやらせてもらえて、一緒に運営した運営者には迷惑もかけたと申し訳なくも思いますが、それ以上に感謝しています。ありがとうございました。

 

 インカレ運営は、参加者が集まることがある程度約束されているため、金銭的には余裕があり通常の大会と比べて割と自由が効きます。

 自分は第1回インカレスプリントでコース解説を作って、web担当に頼んでweb公開もしたし(思い付きで勝手にやりましたすいません)、ミドルリレーでは選手紹介冊子作ったし(これも思い付きです)、オフィシャルレースのプランナーと演出を担当したし(ロゴ作ったのも自分です)。インカレは人もふんだんに使って大会を作り上げることのできる特別な機会です。

 責任者になればそれだけ仕事は重いですが、その分、自分が作り上げた大会だという自負も強くなりますし、そこまでの負担を負えないけどある程度コミットしたいという人にはパートチーフの権限で動かせる範囲も広くあります。

とにかく、やってみたいことがあるなら飛び込んでみること、それをお勧めします。

 

自分は、やりたいけどやれなかったことが結構ありました。

・ドローン飛ばして画像を撮りたい。

・中間で選手の動画中継してみたい。

・もっとリアルタイムで観戦できるようにしたい。

・ベストルート解説動画を作ってみたい。

迷路のような市街地スプリントテレインでコースセットしてみたい

などなど。

やれることはたくさんあるし、なにが参加者、観戦者に響くかはやってみないと分かりません。

 

仕事じゃないんだから好きなことやっていいんだと、自分はそう思います。インカレを、過去にライバルだった人たちと運営できる、あるいは仲間とともにもう一度作り上げることが出来る、それはロマンだと思います。

 

競技をやりたい人は、試走でアレコレ言えばいい。

運営で辛い時は人を頼りばいい。

でも、運営は辛いことばかりじゃない。

田中基成くんの言葉を借りますが、これもオリエンテーリングの面白さの1つなのでしょう。

 

3回のインカレ運営を経て、やっぱりオリエンテーリングっていいなぁ、楽しいなぁと心から思いました。もういい加減運営はいいかなと思っていますが、オリエンテーリングは好きなので、コントローラなど関われる部分で関わっていきたいと思っています。1番好きなのは合宿運営なんだけどね。設置もして、ランオブもできて、自分の練習も暇があればできる、そんなオリエンテーリング尽くしの立場って早々ないですし。

 

とりあえず、私の記事はここまで。ここまで読んでくれた方、長々とお付き合いいただいてありがとうございました。第2回の分が短いからと言って、思い入れがないわけじゃありません。競技責任者、プランナーと一緒に作り上げることができた、素晴らしい大会だと思っています。全部、今の自分の一部だし、オリエンテーリング人生が更に充実したものになりました。

とにかく、楽しかった!運営者のみんな、ありがとう!

そして、参加者の皆さん、お疲れさまでした。楽しんでいただけたでしょうか。

あまり周囲の反応というのを拾い切れていませんが、自分の思い付きの企画が少しでも皆さんの心に響いているとうれしいです。

 

最後に、インカレ運営者が連呼していた、この言葉で締めようかと思います。

全部、いいインカレだった!

 

第1回インカレスプリント競技責任者 兼 プランナー

インカレミドルリレー2015演出パートチーフ

第2回インカレスプリント イベントアドバイザー

結城克哉

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここからは更に余談です。

ここまではまじめにインカレスプリントの将来的に役立つ情報だと思って書いてきました。そして、インカレの運営者として書きました。

ここからは、現役生に対する、オリエンテーリング、特に次のインカレに向かう上でのメッセージです。あまり役に立たないかもしれません。

 

今、オリエンテーリングは楽しいですか?

インカレ直後に、インカレという場所に立つために頑張らないといけない、という義務感に似たものに突き動かされてませんか?

義務感で頑張れる人はそれでいいです。

ただ、僕はそのタイプではなかったので、ここで言いたいことは逆です。

義務感でオリエンをしないでください。

オリエンテーリングが楽しい、インカレで勝つのが楽しい、誰かにオリエンテーリングで勝つのが嬉しい、そのために努力する、それが自然な流れです。強制でやるんじゃない、自発でやるのが努力です。

周りの目を気にするんじゃない、自分がやりたいからやる。

 

ここから自分語りになります。

僕は大学3年の時から、割とインカレで優勝を期待される立場にいました。でも、期待は良く言えば背中を押してくれるし、悪く言えば人の勝手、自分が自発的に考えることではありません。心の向かう先を決めてくれるわけじゃありません。

だから、大学4年の最後のインカレの個人戦で、最後に拠り所にしたのは「オリエンテーリングを楽しむこと」でした。それが一番自分にとって自発的なモチベーションだったから。結果はどうでもよかった、ただ、集中して、地図で次のレッグをどうこなすか、どこでコンパスを振るのか、考えてうまくいったときにテンションが上がるのを感じて、ああ、オリエンテーリングっていいなと、1レースそのことだけを考えました。フィニッシュした瞬間、いいレースをしたのかわからなかった。自分のことを客観的に見れなかったレースは割と珍しくて、いつも「ああ、ミス率どれくらいだなぁ」という感触があったけど、フィニッシュするまで、しても、そんなことは考えなかった。その走りに結果がついてきてくれました。

リレーでは、それが揺らぎました。優勝したかった、できたレースだった、今でもそう思います。

でも優勝っていう結果は、走った後についてくるもので、リレーは、目の前にいる敵を倒す対人スポーツ。優勝という2文字に頭が持っていかれていて、目の前の敵に集中しきれていなかった、それが敗因でした。

 

4連覇という数字じゃない、大事なのはこの年の相手を倒すこと。

相手に誰が来る?どんな走りをする?テレインはどんなところ?

自分が一番速い走りをするためにはどんな手続きをすればいい?

行動、現実に落としていく作業をひたすら繰り返して、想定する。誰が来ても勝てるじゃない、相手を想定すること。それがリレーの肝。リレーはスタートするよりまえに、もっともっと前から始まっていて、誰が出てくるのか、どんなタイプなのか、そういう情報を仕入れるところから始まっていて、そういう対策のために仲間と相談する。個+個だけじゃない。オリエンテーリングは究極的には個人戦だけど、リレーで全員で戦うって、そういうことなんだと思う。あとは、当日に走っている人に精神的に支えを送る、走って苦しい時に応援する、そこだけ。

 

オリエンテーリングを真に楽しんで、目の前のレッグにひたすら没頭すること、できうる対策を考えること、それが速くなるために一番必要なことだと思います。

 

ということで、インカレ運営者でもなんでもなく、ただ一個人として言いたいことはここまで。

 

オリエンテーリングを、インカレを楽しんで!

そのための準備も、悩みも、全部ひっくるめて。

 

見つけた人にだけ。オフィシャル時代にかかわった君たちへ。

36期、もっと馬鹿になって目の前のことだけ考えろよ!楽しく!

37期、いい感じに収まってんじゃないよ!君たちはもっと速くなれる!

 

以上、お付き合いいただいてありがとうございました。

 

東大OLK32nd

結城克哉

 

明日12/18(日)は、マイソウルメイトのペゴこと尾崎弘和選手が海外経験を存分に生かした記事を書いてくれます!

 

~最後の最後にまだおまけ~

12/5に匿名さんが書いてくれた記事に登場した、Y城の追いコン練のレポート原本へのリンクです。暇な方はお読みください。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/20351175/oikon-ren.pdf

HHC2016 ~インカレロングエリート版~

はじめまして。

16日目の担当をします、東京大学3年の田中翔大です。

田中という名からMと呼ばれています。

(OLKでは10年程前から田中をアルファベットで呼んでいて、JWOC2015日本代表の大貴さんはJ、この企画の14日目担当でICL2016WE3位の圭さんはKと呼ばれています。)

今年6月の東大OLK大会では運営責任者を務めたり、O-Ringen2016に参加したりしましたが、競技的な実績は全くない平々凡々なオリエンティアです。

強いて実績をあげるなら、HHC2014優勝、HHC2015優勝くらいですかね。

 

というわけで、僕がOLK内で2年連続優勝した「HHC」について書きたいと思います。

もともとOLKの先輩が始めたものを僕が書くのも恐縮ですが……。

 

 

 Hyper Himajin Contest

 

HHC。はいぱーひまじんこんてすと。

森の中で、どれだけ長時間さまよったか?を競う戦いである。

 

要は誰が一番長時間山に入っていたか(=一番暇人か)を競う大会です。

ルールは簡単。

  • 競うのはLapCenter(http://mulka2.com/lapcenter/ )に掲示されているタイムの合計(「山に入っていたか」と言いつつスプリントも含む)
  • 期間は2016年4月1日~2016年12月13日
  • 失格(DISQ, DNF, P1など)はすべてタイム0としてカウント(ただし「参考記録」は通常通りタイムを加算、競技時間オーバーも同様)
  • LapCenterに上がっていないメニューや練習のタイム等は含まれない(海外レースや東北大、岩大のHPのラップは含まれている)

 

では、早速結果発表……とはいきませんね。

完全に読者を置いていきそうになりました。

HHCの説明をしましょう。

 

HHCとは?

 

HHCとは元々「Hundred Hours Competition」の略です。

えっ、Hyperなんちゃらじゃなかったの?と思うかもしれません。OLKでも元の名を知らない人は一定数いると思います。

1年間に100時間を超すオリエンテーリングを目指し、どれだけの練習を積んだか競おう!というのが元々の由来です。早大OCの100コンが多分似たようなものだと思います。

OLK30期のO木さんが、オリエンテーリングばかりやっている人=Himajin (+集計する人もHimajin)ということで、サブタイトル的に「Hyper Himajin Contest」と名付けたのが受け継がれ、次第にそれが正式名称と思われるようになったらしいです。

今では「Hyper Himajin Contest」の略で親しまれ、オリエンテーリングをした時間を競う大会としてOLK内で重要視されています(要出典)

ルールは上に書いてあるように、LapCenterに載っている記録の合計を競うだけです。LapCenterにない記録(東北大の内部練習会やJWOC、O-Ringenなど)を入れるかどうかは集計者の自由です。

 

今回は僕に身近な人たちということで、先月栃木県で行われたインカレロングで選手権クラスを走った93人を対象に集計しました。ニックネームなどの関係で間違いはあると思います。すみません。

再掲になりますが、ルールをもう一度確認。

  • 競うのはLapCenter(http://mulka2.com/lapcenter/ )に掲示されているタイムの合計(「山に入っていたか」と言いつつスプリントも含む)
  • 期間は2016年4月1日~2016年12月13日
  • 失格(DISQ, DNF, P1など)はすべてタイム0としてカウント(ただし「参考記録」は通常通りタイムを加算、競技時間オーバーも同様)
  • LapCenterに上がっていないメニューや練習のタイム等は含まれない(海外レースや東北大、岩大のHPの成績は含まれている)

 

はい、というわけで結果発表!

 

 第6位は東京大学宮本樹選手!

記録は38時間36分59秒、66レース出走、DISQ率4.55%

 

第5位は東京大学増田七彩選手!

記録は39時間09分59秒、46レース出走、DISQ率4.35%

 

第4位は東京大学中野喬博選手!

記録は41時間01分35秒、56レース出走、DISQ率3.57%

 

 

ここまで東京大学の選手が3人連続で入賞してきました。

他の大学の選手がTOP3に食い込めるのか?それとも、TOP3も東京大学の選手なのか?

 

 

第3位は慶應義塾大学小泉知貴選手!

記録は41時間45分27秒、64レース出走、DISQ率3.13%

 

第2位は東京大学平山遼太選手!

記録は44時間20分02秒、75レース出走、DISQ率2.67%

 

 

そして栄えある第1位はこの人!

 

千葉大学香取菜穂選手!

記録は45時間49分17秒、63レース出走、DISQ率3.17%

 

75レースという圧倒的出走数の平山選手を下して優勝したのは、千葉大学の2年生・香取選手でした。

香取選手といえば、今年のJWOCとAsOCの代表に選ばれ、全日本リレーではWJクラス全体のトップタイムを記録し、インカレでもスプリント・ロングともにWE4位入賞と活躍している選手です。

たくさんオリエンテーリングをしてきたという事実が活躍の理由かもしれないですね。

 

入賞者以外の結果は下の画像の通りです。

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気になる人は詳細な集計表を以下のリンクから見てください。

Dropbox - HHC_advent_calendar.xlsx

 

皆さん、HHCの元々の由来覚えてますか?

そう「Hundred Hours Competition」です。

上の結果を見てもらえればわかると思いますが、100時間なんて無理じゃないですか?

僕は無理だと思っています。

OLKでは、2014年度の優勝タイムが42時間02分43秒、2015年度の優勝タイムが56時間33分53秒です。僕が知っている限りの最高記録が、2010年度の73時間22分26秒です。

到底100時間には及びません。

ただ100レース出走なら可能だと思っています。今回2位だった平山選手は年度末までで100レース近くになるはずです。

なので、1年間に100レースを超すオリエンテーリングを目指し、どれだけの練習を積んだか競おう!という方が現実的ですね。

 

 

最後に。

勝手にこんなことしてロングエリートの皆さんすみませんでした。

僕は現在52時間16分56秒です。ロングエリートの誰にも負けなかったのは地味に嬉しいですね。

駄文でしたが読んでくださりありがとうございました。

 

私がオリエンを始めるまで・東大大会キャラクターレビュー

 

こんにちは、東大OLK36期で武蔵野大学4年の田中圭です。

アドベントカレンダー14日目を担当します、もう折り返しなんですね。

 

自己紹介として、あまり目立った成績はありませんが今年の夏にO-ringen2016に参加し、先月のインカレロングでは3位に入賞しました。と、言えば分かってくださる方は多いのかと思います。

 

14日目は「私がオリエンテーリングを始めるまで」と、第37回東大大会@笠間で大会キャラを担当した私が語る「東大大会のキャラクターレビュー」の2本立てでいきます。

少々長くなりますが、最後までお付き合いください!

 

 

 

私がオリエンテーリングを始めるまで

 私は昔からずっと運動が嫌いでした。体育の授業は苦痛で仕方なく、いかに先生に見つからないように体育を乗り切るかを必死に考えているくらいでした。短距離・長距離・長座体前屈・腹筋・シャトルラン等の体力測定なんて地獄ですよ地獄。あ、バレーボールとか卓球とか動かない球技はまだ許せたのですが、バスケやサッカーは全力拒否。野球はストライクかホームランかの二択を願っていました。とにかく歩くか自転車に乗るかの運動しかやりたくなかったんです。黄色信号は止まっていました。走りたくない。

 

そんな学生だったので、陸上競技部やサッカー部・バスケ部に入っている人の気持ちが全くわからなかったです。なんで辛いことを進んでやるの…?と文化部の自分は不思議な気持ちで眺めていました。だって走るのって辛いじゃないですか。部活のメンバーが楽しかったらまだしも、どうやったら走ることに楽しみを見出せるのかなぁと。今だったら分かるんですけどね。

 

ちなみに中学は吹奏楽部で高校は生物部でした。ビバ文化部。

こんな生徒だったので、50m走は高校3年間最下位でした。ちゃんと走っていたつもりなのにやる気がないように見えたのか、先生に「(五段階評価で)2つけていい?」と言われたこともあります。腹筋は最近まで(30秒間で)6回しかできませんでした。

 

ここまで読んで若干引いている人いる気がしてきた。

 

なんだかんだあって故郷新潟から上京し、武蔵野大学に入学しました。上京してすぐに仲良くなった子と話していたある日、「OLK?っていうサークルの新歓楽しかったよ~(オリエンテーリングをした後に)サッカーとか、バレーボールとか。あと鬼ごっことかした!」と聞き、レクリエーションをするサークルなのかな?と勝手に思い込みました。インカレに入れば友達たくさんできるのでは!と若干ホームシックになっていた自分は次回のOLKの新歓に行くことに。

 

※ここではまだOLKがオリエンテーリングをするサークルだと知りませんでした。OLKは新歓のあと食事会までの時間つぶしのためにレクをしてます。オリエンテーリングという単語を聞いたのは新歓に行ってからです。じーざす。

 

初めてのOLKは新歓合宿の2日目でした。OLKで感じたことは、「人多いw みんな優しいし面白い」でした。よくわからないまま「ここに住所とか色々書いて」と言われ何も考えずに記入し紙を返したら「入ってくれてありがとう!!新しい大学だ~」と言われこんな感じでOLKに入ることに。レクできるならまぁいっかと何も考えていませんでした。

 

※ここではまだオリエンテーリングしてません。本当に何も考えていなさすぎる。

 

集合がかかったので着替えて、高麗郷でスコアOを体験。その時に初めて「オリエンテーリング」という言葉を聞き、体験しました。その時にどうして森の中に入り汚れることを嫌がらなかったんだろうと不思議に思います。終わった後の感想は、「いろんなスポーツがあるんだなぁ」でした。次の週の東大の学園祭で「今度青梅でロングセレ対策練っていうのがあるんだけど来ない?」と誘われ、暇だし同期がいくなら行くと返事をしました。青梅は遠かった。誘われたときに思ったことは「またオリエンテーリングするの?」でした。まだOLKがレクサークルだと思っていた…。

 

対策練を終え、来週のロングセレの要項の読み合わせをしているときに「また来週もオリエンテーリング…?日光?」と思い、やっと気づけました。

 

「もしかしてこのサークル、オリエンテーリングをするサークルなのでは」

  

気付きを得た日から、本当に色々ありました(割愛しすぎ)。

ネタじゃなくてこれ本当なんです。

 

運動が嫌いだった自分が、昨年度は2000km走り、今ではインカレロング入賞者です。運動をさぼってきたツケなのか、脚以外の筋力がほとんどなく体のバランスが悪いと整骨院などでよく言われます…笑。オリエンテーリングと出会って人生変わったなぁとしみじみ。いろんな人と出会って、いろいろと感じて考え方も変わって。高校までの自分からしたら信じられませんね。

 

体力がなかった自分が何をしてここまでこれたのか、運動をしなかった人間が運動を始めた時の怪我のリスクなど書きたいことは色々ありますが、とりあえずここまでに。

 

これを読んだみなさんがどのようにしてオリエンテーリングを始めたのか、きっかけを聞きたいです。

こんなにも変わった始め方をする人はなかないないはず。

 

 

 

 

東大大会のキャラクターが出来るまで

 

話題が大きく変わりますが、みなさんは大会に参加する際に大会キャラクターを見ていますか?

ここからは毎年多くのティアの皆さんに参加していただいている東大大会のキャラクター(過去4年分+番外編)について紹介します。

 

 

【第35回東大OLK大会@裾野 ~もののふの里~】

「かつらくん(右)とそのちゃん(左)」

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作者コメント

裾野市は兜とウグイスが有名という情報を聞き、その要素を入れたキャラを考えることに。他の候補もいくつかあったが、大会運営者の投票で決定。緑のかつらくんは「葛山」から、紫のそのちゃんは「裾野」から命名。大会キャラの可愛さについてH田氏は絶賛したとのこと。

 

 

Tシャツ裏キャラ「新東名ザウルス」

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裾野のテレイン内は新東名高速道路が通っています。

 

 

【第36回東大OLK大会@赤城 ~白の轍~】

「コンタリングマ

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作者コメント

→テレイン調査中にクマがコンタリングしていたのが目撃され、「コンタリングマ」と呼ばれるように。当時、適当に大会キャラ案を出しまくっていた中で、なんとなくコンタリングマもエントリーしたら選ばれた。画力の限界からのっぺりした絵になってしまったため、クマであることを明記し、「山ちゃん沢」(山川さんが書く特徴ある沢)を入れることでワンポイントを加えたとのこと。

 

 

Tシャツ裏キャラ「赤城ちゃん、森ふくろう、宗典式住居、コンタリングマ(ボツ版)」

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同期愛を感じます(雑)。

 

 

 

【第37回東大OLK大会@笠間星ノ宮~叢雲~】

「かさまくしょん」

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作者コメント

→はい、私が書きました。かさまくしょんです。まず、笠間には「笠間稲荷神社」という有名な神社があり、そこから狐をモチーフに書き進めていました。またテレイン調査中にタヌキも見かけ「2匹並べれば可愛くなりそう」と思い書いてみたのですが、体育のみならず美術も苦手だった自分にはあまりの画力のなさに狐とタヌキの体が書けない…。書かないで済む方法はないのかと模索し、有名な笠間焼の陶器に2匹を投げ込んでみたら可愛く出来上がりました。そこから大会運営者内の投票を行い見事大会キャラの座にのぼりつめました。しかしキャラが決まったことに安心し、キャラの名前が決まらない案件が勃発。「要項をもう載せなきゃいけないんだけどキャラ名考えて」と言われ、同期でうんぬん悩みしっくりくるアーティスト名をもじることに。そこで「サカナクション」をもじり「かさまくしょん」が誕生しました。個人的に一番好きなのは「タヌキ OF CHICKEN」。鶏なのかタヌキなのか。そして狐どこいった。

 

 

Tシャツ裏キャラ「心霊トンネルくん」 

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作者コメント

→心霊トンネルは自分で作ったというよりかはまずそこに本質的な存在があって、それを具象化したらそのような形になったとのこと。キャラに対する思い入れは「足がエロい」だそうです。

 

笠間は関東でも有名な心霊スポットです。心霊トンネルについて気になった人は検索してみてください。また、心霊トンネル君は世にも珍しいx-talonを履いたキャラクターです。

 

 

 

【第38東大OLK大会@大泉寺渓谷~兵の跡~】

「時を駆ける人特くん」

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作者コメント

→まずとある調査範囲でさびれたバギーが発見され、前回大会(24年前)の時もあったのかなぁと調査者たちが時の流れに思いを馳せる。調査を進めていくうちに愛着がわき、これをキャラクターにする流れに。東大大会ではかわいいキャラクターが続いていたために、作図責任者がクレイジーな見た目を希望。少しクレイジーなキモカワ路線にすることでオリジナリティ溢れるキャラに。投票を勝ち抜き無事に大会キャラになったのですが、やはりクレイジーな見た目には賛否両論あったそう。思い入れとしては、「時を駆ける」というタイムスリップ的な設定を付けることで24年ぶりのテレインのリメイクに花を添えたい、またこれから何年先もテレイン共々オリエンティアに愛されてもらえたらいいなぁという「これからの未来も駆け抜けていってほしい」、そのような願いも込められているとのこと。

 

↓ モデルとなったバギー

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Tシャツ裏キャラ「ボッコボコバン」

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きっと色々あったんだと思います。

 

 

 

 

これ以前にも、東大大会には地域の特性を捉えた可愛いキャラクターがいます。

それぞれの大会やインカレでは大会キャラクターに注目してみるのも楽しいかもしれませんね。

 

ちなみに来年の東大大会は初めに紹介した裾野です。そのころにはOGですが、現OLKの一員として来年の東大大会の参加をお待ちしております(ちゃっかり宣伝)。

 

 

 

では、長らくお付き合いありがとうございました。

 

 

 

アナリシスを書いて、オリエンテーリングに恋い焦がれる。

はじめまして。

13日目の担当をさせていただきます。相模女子大学3年三浦やよいと申します。

オリエンテーリング3年目、KOLCと、横浜OLに所属しています。

今年はWUOC日本代表として遠征させていただき、秋のインカレではWEとして出走しました。

今年の年越しは年越しそばではなく、ラーメン二郎で越す予定です。


今回、もとなりさんからこのような素晴らしい企画のお誘いをいただき、嬉しくて祭りだワッショイ!と参加したところ、豪華な執筆者の面々に狼狽しております(知らなかった…)

何を書けば良いのか全く分からなくて、かなり悩みましたが、私が唯一続けられているアナリシスについてゆるゆる書こうと思います。


アナリシスとは

分析、解析すること。

オリエンテーリングで言うと、レース後に分析する事です。


私が思うアナリシスの魅力

オリエンテーリングをして、ただ「楽しかった!」だけで終わらせるのは勿体無い

そのレースの楽しかった事や悔しかった余韻を感じて2、3倍楽しめる

・今回の失敗を次回は無くして、良いところは次回に活かせる

・平日もオリエンテーリングの事を考えていられる、向き合う時間を作る事が出来る

・改めて読み返した時、成長や変化を感じられる

・次のオリエンテーリングの目標設定がしやすくなる


人にアナリシスを読んでもらい、課題や反省を明確にする方もいるそうです。


速くなりたい、うまくなりたい人はもちろん、ただ純粋にオリエンテーリングを楽しみたい人にとっても、アナリシスをおすすめします。



人によってアナリシスを書く方法は様々ですよね。

アナログ派

・地図に直接、通ったルートを書き込む

・地図に直接、気になった数レックの分析を書き込む

・ノートにレースの反省を書く

・気になった数レックの分析を付箋に書き、地図に貼る


デジタル派

・失敗したレックをエクセルデータに書いていく

・ワークシートを作り、レースの度に記入していく


などなど。

他にも画期的な方法があるかもしれませんが、詳しく聞いた事が無いのでわからないです。


私は、エクセルでワークシートを作り、印刷して記入するやり方です。

こんな感じ。


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2016winter版


最近はシールを貼って、見返した時にうまくいったレックと駄目だったレックの差を分かりやすくしてます。

チェックリストの項目は、私がオリエンするにあたって使っているもの、使いたいと思っている事。


ちなみに初期、去年の秋頃のアナリシスはこんな感じ

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OGさんと、KOLCの先輩である小泉さんのアナリシスフォーマットを元に、作成。

考える事が出来ていない悪い例。

人の見よう見まねじゃうまくいかないですね。


結構書き途中でごめんなさい…


完成するとこんな感じ

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2016autmn版


ノートを使うと、一から毎回必要な項目を書く手間がかかります。また、全てをデータにすると合宿先や学校の空き時間などで気軽に書けません。

なので私は合間をとってこの方法が好きです。

色もカラフルにする事で楽しく書けてます!



アナリシスって言っても、何の分析が必要で不必要なのかは人によって変わります。


これからどのようなオリエンテーリングをしたいのか

その理想図に到達するためには何をすればいいのか、変えていきたい事、もっと良くしたい事を考える

それをもとに各レースの目標、課題の設定

レース後、出来たのか出来なかったのか、新たな問題が出来たのか分析

分析した事を元に、また次のレースの目標、課題設定


という流れがあって初めてアナリシスになるのかな〜と思ってます。


書き終えて満足してしまう事が多いので、

次の課題は

5w

見返した時にまた考える事ができるよう意識して書いていこうと思ってます。


アナリシス、是非書きましょう!

他の方はどうやって分析しているのかと疑問に感じているので、これをキッカケに聞いていきたいな〜〜見てみたいな〜〜


おわり