オリエンティア Advent Calendar

オリエンテーリングを語ろう。

東北大大会開催まで

オリエンティア Advent Calendar 2023の16日目の記事を書かせていただくことになりました、東北大学の鷲津加子です。はじめまして。
企画者の方より声をかけていただいて、せっかくだし投稿してみよう!と思ったのですが、部内会報に数回短い記事を書いたことがあるレベルだったので何を書くか悩みました。お時間ある方はお付き合いください。

自己紹介とか

東北大学2020年度入学で、来年はそのまま大学院に進学予定です。オリエンは、フォレストよりもスプリントの方が好きですが、細かくて難しいテレイン・コースは苦手です。
ありきたりですが、趣味はランニングです。走るのが好きな点に関しては、部内トップ5には入ると自負しています。

※これより下は、自己紹介なのか走ることについてなのかよく分からなくなってしまいました※

走るのが好きとは言っても、平地◎、ロード◎、不整地×、登り下り×です。同じランニングでも「トレイル」ランが大好きなオリエンティアの皆さん、めちゃくちゃ尊敬です(泣)。毎度毎度、オリエン向いてないよな、といつも思いつつここまで来ました。ただ、なんの長所でも無いですが、距離を踏むのは得意で、たまに月300kmを超えることもあります。今年の7月後半から1か月ちょい、院試勉強期間ということで研究室の教授からお休みをいただいたので走りまくりました。明るい時間に何時間も走れたあの頃に戻りたいです。(結果、院試勉強が間に合わなくて直前に泣く羽目になりました。)

そんなわけでオリエン中のランには苦手意識があるのですが、しばらくオリエンをしないでロードばかり走っていると、不整地・藪・崖などのストレスも楽しい!ってなります。ロードランをいっぱいすることでオリエン中の律速要素が楽しく感じられて、逆にオリエンでストレスを感じることでロードランを更に楽しめる仕組みになっています笑
藪々ゴツゴツテレインで合宿day1に参加した翌日にハーフマラソンに出たら、爽快すぎて爽快でした。運よく入賞し(1:32:23、次は1:30:00切りたい!)、景品もいただけて嬉しかったです。その時のハーフマラソンが初ハーフ、かつそれ以降レースに出ていないのですが、自分の距離耐性的にハーフがベストな気がします。それより短いとスピードが無くてダメだし、フルマラソンまでいくと40kmも速いペースを保てないです。

 

ちょっと話は変わりますが、東北大の部室の近くには金博と呼ばれるトレイルコース(東北大生のstravaに必ずと言っていいほど登場)があり、このコースは往復でupが300mも稼げちゃう、オリエンティア的にはお得コースです。東北大OLCに入ると誰でも金博に魅了されるらしく、不整地&登りが苦手な私は肩身の狭い思いをしています。去年も今年も朝金博なるもの(平日朝に金博に行く)が開催されていました。以前、金博楽しい!って思い込んで週3~4で走ってみた期間があったのですが、効果なしでした。いつになってもただただしんどくて慣れません。そんなことを書いていたら、なんと明日は金博でタイムトライアルが行われるようです。信じられません!!(先ほど悪天候のため中止との連絡が来ました。)

しかし、最近、治山の森という一か所のえぐい登りを除けば比較的upが少ない5kmコースを教えてもらいました。めちゃくちゃ楽しいです。えぐい登りのところは歩くので問題ないです。 1つ難点があるとすれば、治山の森は金博の奥にあるので一度経由、もしくは別の道で上らないといけない点です。が、本当に楽しいので頑張る価値はあります。

 

金博と治山の森

最後に。
練習終わりに、坂ダッシュしよう!っていうと「は?」みたいな目で見てくるのに最終的にぞろぞろと集まってくる東北大生大好きです。あと、深夜1時出発で松島に日の出を見に走っていくという企画をしたときにも最終的に15人以上来てくれてびっくりしました。夜道を大集団が走っているのちょっと怖いですよね、通行人に二度見されました笑

 

松島で朝日を見る会



 

 

 

 

大会運営の感想

ジャストタイミングで、昨日、東北大大会前日大会がOKアウォードにてベストコース賞をいただきました。投票してくださった皆様ありがとうございます(by 運営一同)。意図せず翌日のアドベントカレンダーの担当が私という偶然にも驚いています。これは書くしかないですね。

私たちの代(東北大2020年度入学)は、昨年「岩切」(フォレスト)にて第45回東北大大会、今年11月に「あづま総合運動公園」(スプリント)で第46回東北大大会前日大会の運営をしました。

 

本大会

昨年の大会運営は、とにかく調査が大変だった記憶しかないです。東北大大会は例年3年目の代が大会を運営するのですが、コロナの影響でオリエン歴は実質1年半で自分の調査に自信もないけどとりあえず往復3時間弱自転車を漕いで森に入っていました。一応マッパーだったので、大会が近くなると、午前から森に入って調査→18時過ぎに家に帰りその日の調査範囲をocadで反映→翌日午前からまた森に入る、、ということもありました。
調査は3時間を超えると集中力が切れて周りのガサガサっていう音に敏感になり、早く帰りたい...としか考えられなくなります。同期達のおかげで、どうにか大会開催までこぎ着けましたが、私はもう一生フォレストの調査はやらないぞ、と心に決めました。

 

前日大会

本大会ではなく前日大会、しかも参加者100人余りの大会だったので予想以上の反響で驚きです。コースは皆さんご覧になりましたか?コース解説だけでもとても面白いと思うのでぜひ目を通してみてください!少し裏話(?)をすると、別団体が利用していたエリア&駐車場で地図の真ん中がどーんと立禁になったため、どうやってもつなぎレッグになっちゃうね、と話していました。まさかそれを利用して超ロング勝負レッグを組んでしまうとは...コースプランナーさすが!!

 

上で述べたように昨年の本大会のフォレスト調査が本当にきつかったので、前日大会の準備が始まった時には、スプリントの調査ならいくらでもやってやるぞ、と正直ちょっぴり舐めて意気込んでいました。実際に準備が始まると、フォレストの大会運営とは違った難しさがあり、これまで出場してきたスプリント大会の運営に感謝の気持ちでいっぱいになりました。(この機会に...今年のインカレスプリント、自分自身はDISQという結果に終わりましたがとても楽しいコースでした!素晴らしい大会を用意してくださりありがとうございました!)


前日大会の運営をしてみて大変だったこと(競技責任者だったので、運営面というより競技面)がいくつかあったので、この機に共有したいと思います。

 

・時間的制約
・渉外
・公園の変化
・当日のハプニング

 

まず、時間的制約とは何のことかというと...。去年の調査は自転車移動でめちゃくちゃ大変でしたが、テレイン行き放題、調査し放題という利点はありました。それに対して、今年の前日大会はテレインが隣県に決まったので、仙台からレンタカーで調査や試走に行きました。予算的に全5回という限られた回数で調査と試走を終わらせなければならず、中々大変でした。

 

次に渉外について。優秀な渉外担当と、柔軟に対応してくださった公園のスタッフの方、その他ご協力いただいた関係者の方々のおかげで最終的に利用できる範囲はとても広がりました。ですが、フォレストに比べると、ここは入らないように注意しなきゃ、あそこは危ないからコースから外さなきゃ、一般の公園利用者もいるから動線を考えなきゃ、など大会直前まで渉外担当に沢山動いてもらうことになりました。本当に感謝!!

 

そして公園の変化、これがスプリント大会特有の難しさだと思います。まじか!ってなった出来事をいくつか紹介します。
1.結構時間をかけて修正した藪エリアが、大会の半月前に行ってみると伐採されてほぼA藪になっていた。
2.試走に行ったら、ポストを置く予定だった小さな藪が丸ごと伐採されていた。
3.工事範囲が度々変わったり、突然プレハブが建ったり。
最終試走の日にもコースを変更しなければならないことが決まり、かなりギリギリでした。それ以降も、どこか現地の様子が地図と変わるんじゃないかとずっとひやひやしていました。大会が無事開催されたのはやはり、これだけ広い公園にも関わらず親身に大会運営を支えて下さった公園のスタッフの方のおかげです。

 

当日に起こったハプニングも紹介します。やはり、前日入りできなかったのがきつかったですね。
1.強風により人工柵の杭が折れる、ポストも人特(目パンダ)も倒れる
一番に出てきた感想:あ、終わった。
結局、各ポイントに配置していたパトロールパートの人達を集めて、競技時間中ずっとオレンジネットを支えてもらい、どうにか乗り越えました。
2.開けるはずのゲートが中々開かない
試走段階では一度も開けていなかったゲートなのですが、鍵を開けてもらったのにいつまでも開かない!結局、鍵が錆びていたとかでスタート30分前にどうにか解決しました。
3.最終ポ確の段階で、コース内にロープを張り始める人を発見
別団体の方でしたが、渉外担当から話はしてあったので説明したらすぐに中断してくださいました。が、最終ポ確のタイミングがあと少し早かったら気づけなかったと思うとぞっとします。

 

私は前走を務める予定でしたが、当日朝にトラブル多発で残念ながら走ることはできませんでした。結構楽しみにしていたので、唯一の心残りです…


それはともかく、本当に多くの方のご協力があって、無事に大会を開催することができました。感謝でいっぱいです。

 

最後に、調査終わりに見たあづま総合運動公園の銀杏並木のライトアップの写真を載せて終わります。綺麗ですね、これを見たら調査の疲れも吹っ飛びました。そんな訳ありません。

 

あづま総合運動公園の銀杏並木




終わりです。最後までお付き合いいただきありがとうございました!