オリエンティア Advent Calendar

オリエンテーリングを語ろう。

私がオリエンを始めるまで・東大大会キャラクターレビュー

 

こんにちは、東大OLK36期で武蔵野大学4年の田中圭です。

アドベントカレンダー14日目を担当します、もう折り返しなんですね。

 

自己紹介として、あまり目立った成績はありませんが今年の夏にO-ringen2016に参加し、先月のインカレロングでは3位に入賞しました。と、言えば分かってくださる方は多いのかと思います。

 

14日目は「私がオリエンテーリングを始めるまで」と、第37回東大大会@笠間で大会キャラを担当した私が語る「東大大会のキャラクターレビュー」の2本立てでいきます。

少々長くなりますが、最後までお付き合いください!

 

 

 

私がオリエンテーリングを始めるまで

 私は昔からずっと運動が嫌いでした。体育の授業は苦痛で仕方なく、いかに先生に見つからないように体育を乗り切るかを必死に考えているくらいでした。短距離・長距離・長座体前屈・腹筋・シャトルラン等の体力測定なんて地獄ですよ地獄。あ、バレーボールとか卓球とか動かない球技はまだ許せたのですが、バスケやサッカーは全力拒否。野球はストライクかホームランかの二択を願っていました。とにかく歩くか自転車に乗るかの運動しかやりたくなかったんです。黄色信号は止まっていました。走りたくない。

 

そんな学生だったので、陸上競技部やサッカー部・バスケ部に入っている人の気持ちが全くわからなかったです。なんで辛いことを進んでやるの…?と文化部の自分は不思議な気持ちで眺めていました。だって走るのって辛いじゃないですか。部活のメンバーが楽しかったらまだしも、どうやったら走ることに楽しみを見出せるのかなぁと。今だったら分かるんですけどね。

 

ちなみに中学は吹奏楽部で高校は生物部でした。ビバ文化部。

こんな生徒だったので、50m走は高校3年間最下位でした。ちゃんと走っていたつもりなのにやる気がないように見えたのか、先生に「(五段階評価で)2つけていい?」と言われたこともあります。腹筋は最近まで(30秒間で)6回しかできませんでした。

 

ここまで読んで若干引いている人いる気がしてきた。

 

なんだかんだあって故郷新潟から上京し、武蔵野大学に入学しました。上京してすぐに仲良くなった子と話していたある日、「OLK?っていうサークルの新歓楽しかったよ~(オリエンテーリングをした後に)サッカーとか、バレーボールとか。あと鬼ごっことかした!」と聞き、レクリエーションをするサークルなのかな?と勝手に思い込みました。インカレに入れば友達たくさんできるのでは!と若干ホームシックになっていた自分は次回のOLKの新歓に行くことに。

 

※ここではまだOLKがオリエンテーリングをするサークルだと知りませんでした。OLKは新歓のあと食事会までの時間つぶしのためにレクをしてます。オリエンテーリングという単語を聞いたのは新歓に行ってからです。じーざす。

 

初めてのOLKは新歓合宿の2日目でした。OLKで感じたことは、「人多いw みんな優しいし面白い」でした。よくわからないまま「ここに住所とか色々書いて」と言われ何も考えずに記入し紙を返したら「入ってくれてありがとう!!新しい大学だ~」と言われこんな感じでOLKに入ることに。レクできるならまぁいっかと何も考えていませんでした。

 

※ここではまだオリエンテーリングしてません。本当に何も考えていなさすぎる。

 

集合がかかったので着替えて、高麗郷でスコアOを体験。その時に初めて「オリエンテーリング」という言葉を聞き、体験しました。その時にどうして森の中に入り汚れることを嫌がらなかったんだろうと不思議に思います。終わった後の感想は、「いろんなスポーツがあるんだなぁ」でした。次の週の東大の学園祭で「今度青梅でロングセレ対策練っていうのがあるんだけど来ない?」と誘われ、暇だし同期がいくなら行くと返事をしました。青梅は遠かった。誘われたときに思ったことは「またオリエンテーリングするの?」でした。まだOLKがレクサークルだと思っていた…。

 

対策練を終え、来週のロングセレの要項の読み合わせをしているときに「また来週もオリエンテーリング…?日光?」と思い、やっと気づけました。

 

「もしかしてこのサークル、オリエンテーリングをするサークルなのでは」

  

気付きを得た日から、本当に色々ありました(割愛しすぎ)。

ネタじゃなくてこれ本当なんです。

 

運動が嫌いだった自分が、昨年度は2000km走り、今ではインカレロング入賞者です。運動をさぼってきたツケなのか、脚以外の筋力がほとんどなく体のバランスが悪いと整骨院などでよく言われます…笑。オリエンテーリングと出会って人生変わったなぁとしみじみ。いろんな人と出会って、いろいろと感じて考え方も変わって。高校までの自分からしたら信じられませんね。

 

体力がなかった自分が何をしてここまでこれたのか、運動をしなかった人間が運動を始めた時の怪我のリスクなど書きたいことは色々ありますが、とりあえずここまでに。

 

これを読んだみなさんがどのようにしてオリエンテーリングを始めたのか、きっかけを聞きたいです。

こんなにも変わった始め方をする人はなかないないはず。

 

 

 

 

東大大会のキャラクターが出来るまで

 

話題が大きく変わりますが、みなさんは大会に参加する際に大会キャラクターを見ていますか?

ここからは毎年多くのティアの皆さんに参加していただいている東大大会のキャラクター(過去4年分+番外編)について紹介します。

 

 

【第35回東大OLK大会@裾野 ~もののふの里~】

「かつらくん(右)とそのちゃん(左)」

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作者コメント

裾野市は兜とウグイスが有名という情報を聞き、その要素を入れたキャラを考えることに。他の候補もいくつかあったが、大会運営者の投票で決定。緑のかつらくんは「葛山」から、紫のそのちゃんは「裾野」から命名。大会キャラの可愛さについてH田氏は絶賛したとのこと。

 

 

Tシャツ裏キャラ「新東名ザウルス」

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裾野のテレイン内は新東名高速道路が通っています。

 

 

【第36回東大OLK大会@赤城 ~白の轍~】

「コンタリングマ

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作者コメント

→テレイン調査中にクマがコンタリングしていたのが目撃され、「コンタリングマ」と呼ばれるように。当時、適当に大会キャラ案を出しまくっていた中で、なんとなくコンタリングマもエントリーしたら選ばれた。画力の限界からのっぺりした絵になってしまったため、クマであることを明記し、「山ちゃん沢」(山川さんが書く特徴ある沢)を入れることでワンポイントを加えたとのこと。

 

 

Tシャツ裏キャラ「赤城ちゃん、森ふくろう、宗典式住居、コンタリングマ(ボツ版)」

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同期愛を感じます(雑)。

 

 

 

【第37回東大OLK大会@笠間星ノ宮~叢雲~】

「かさまくしょん」

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作者コメント

→はい、私が書きました。かさまくしょんです。まず、笠間には「笠間稲荷神社」という有名な神社があり、そこから狐をモチーフに書き進めていました。またテレイン調査中にタヌキも見かけ「2匹並べれば可愛くなりそう」と思い書いてみたのですが、体育のみならず美術も苦手だった自分にはあまりの画力のなさに狐とタヌキの体が書けない…。書かないで済む方法はないのかと模索し、有名な笠間焼の陶器に2匹を投げ込んでみたら可愛く出来上がりました。そこから大会運営者内の投票を行い見事大会キャラの座にのぼりつめました。しかしキャラが決まったことに安心し、キャラの名前が決まらない案件が勃発。「要項をもう載せなきゃいけないんだけどキャラ名考えて」と言われ、同期でうんぬん悩みしっくりくるアーティスト名をもじることに。そこで「サカナクション」をもじり「かさまくしょん」が誕生しました。個人的に一番好きなのは「タヌキ OF CHICKEN」。鶏なのかタヌキなのか。そして狐どこいった。

 

 

Tシャツ裏キャラ「心霊トンネルくん」 

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作者コメント

→心霊トンネルは自分で作ったというよりかはまずそこに本質的な存在があって、それを具象化したらそのような形になったとのこと。キャラに対する思い入れは「足がエロい」だそうです。

 

笠間は関東でも有名な心霊スポットです。心霊トンネルについて気になった人は検索してみてください。また、心霊トンネル君は世にも珍しいx-talonを履いたキャラクターです。

 

 

 

【第38東大OLK大会@大泉寺渓谷~兵の跡~】

「時を駆ける人特くん」

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作者コメント

→まずとある調査範囲でさびれたバギーが発見され、前回大会(24年前)の時もあったのかなぁと調査者たちが時の流れに思いを馳せる。調査を進めていくうちに愛着がわき、これをキャラクターにする流れに。東大大会ではかわいいキャラクターが続いていたために、作図責任者がクレイジーな見た目を希望。少しクレイジーなキモカワ路線にすることでオリジナリティ溢れるキャラに。投票を勝ち抜き無事に大会キャラになったのですが、やはりクレイジーな見た目には賛否両論あったそう。思い入れとしては、「時を駆ける」というタイムスリップ的な設定を付けることで24年ぶりのテレインのリメイクに花を添えたい、またこれから何年先もテレイン共々オリエンティアに愛されてもらえたらいいなぁという「これからの未来も駆け抜けていってほしい」、そのような願いも込められているとのこと。

 

↓ モデルとなったバギー

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Tシャツ裏キャラ「ボッコボコバン」

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きっと色々あったんだと思います。

 

 

 

 

これ以前にも、東大大会には地域の特性を捉えた可愛いキャラクターがいます。

それぞれの大会やインカレでは大会キャラクターに注目してみるのも楽しいかもしれませんね。

 

ちなみに来年の東大大会は初めに紹介した裾野です。そのころにはOGですが、現OLKの一員として来年の東大大会の参加をお待ちしております(ちゃっかり宣伝)。

 

 

 

では、長らくお付き合いありがとうございました。